2004年06月09日

CDの価格とか再販制とかDVDとか

昨日も触れさせていただいた「レコードやのアイドルな日々」さんですが、こちらのエントリーが、とても面白かったのでご紹介させていただきます。
本文もさることながら、エキサイティングなのがコメント。
冷静に、DVD市場や再販制のメリットとデメリットをも視野に入れた議論がなされています。是非ごらんあれ。
posted by 旅烏 at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

実に不愉快な解説

ちょっと、これはかなり頭にきた。
こういうこと書いて金がもらえるんだから、そりゃ結構なこった。
K Dub Shineをほめること自体は、全然OKだが。彼は実力派だし。一本筋も通っているし。
しかしだ。

「日本中どころか世界中で真面目にHipHopやってるのを探したら、もうこの人しかいない。そうだ、各務貢太氏しかあり得ないだろう」

なーに考えてるんだ? この人(あえて名前は出さん。書きたくもない)HIPHOP、まともに聴いたことあんのか?
こんなん書かれたら、K Dubだっていい迷惑だろうよ。
とりあえず、この人が「スチャダラ的な」とか書いている時点で、FUN-KEY LP以降のスチャの作品を聞いていないのはよーくわかった。
あと、国内だけ見てもライムスとかソウスクとかブッダとかTBHとかShing02とかECDとかいるわけだがな。個人の好き嫌いこそあれ、この人たちがまじめにHIPHOPに取り組んでいないとでも言うつもりか?
おまけに「世界中で」と来たものだ。国外に目を向ければ、いくらでもまじめにHIPHOPやってるアーティストの名前、挙がってくるぞ。
J5は? MADLIBは? ALKAHOLIKSは? DJ SHADOWは? PEANUT BUTTER WOLFは? The Rootsは? JAY DEEは? Q-TIPは? GANGSTARRは? De La SOULは? OUTKASTは? TALIB KWELIは? J-LIVEは? EL DA SENSEIは? DJ SPINNAは? DILATED PEOPLESは? PETE ROCKは?
他にもまだまだいるぞ?
世の中には、色々な形のHIPHOPがあるんだ。
そんな狭い見識でHIPHOPを矮小化して語られた日には……ああ、もう。とにかく不愉快だ。
posted by 旅烏 at 03:33| Comment(0) | TrackBack(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月08日

HMVとタワーとAmazon

d.e.plusさんからの情報です。
本日行われたHMVとタワーレコードの共同会見についての、日経の記事であります。
「レコード店大手など、洋楽輸入盤流通で監視組織結成」
この記事によると、音楽関係者とも協力して、輸入盤の流通がきちんと行われているかどうか、監視組織の結成も視野に入れてるようです。ユニオンやレコファンも入れてあげておくれ。


そしてこちらも同じくd.e.plusさんの同じエントリーより。Amazonが、あの会議中に大声で笑うことでおなじみの池坊委員長宛に出した書簡であります。
そういや、ライムスターに「笑うな」って曲がありましたな。関係ありませんが。
文面は穏やかながら、Amazon、プレッシャーかけまくりです。
ちょっとだけ引用。

 Amazon.co.jp の何百万もの日本のお客様を代表し、今般の著作権法改正が、その意図するとおり、洋楽CD の値上げをもたらすものではないことを確認できたことに感謝いたします。私どもは、本件に関する今後の展開、特に、今回の改正立法趣旨に沿ったものであるべき税関当局による運用規則の策定について、今後ともお客様にお知らせしていく所存でおります。

つまり、「なんかあったら、お客さんにオープンにするかんね」と。いや、胸がすっとしたねえ(笑)
posted by 旅烏 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

毎日新聞

毎日新聞が、HMVとタワーレコードの共同声明を取り上げました。記事はこちら

一箇所だけ引用すると

>同法はアジアからの安価な邦楽CDの逆輸入防止措置を盛り込んでいるが、洋楽の輸入盤CDについては付帯決議で事実上規制対象から外している


いや、付帯決議だけでは事実上外れていないから、みんな大騒ぎしてるんですが。
posted by 旅烏 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CDの価格について、面白い考察

音楽配信メモさん経由で知ったんですが、こちらで、CDの価格について面白い考察がなされています。
詳しくは読んでいただくとして、簡単にまとめると「20年前からアルバムって、ほとんど値段が変わっていない。でも、20年前と比べると物価は上がっている。そう考えるとCDの価格は相対的には下がっているのかもよ」というもの。
うん。非常に面白いです。
なすべき企業努力は、価格に関することだけではないというのはもちろんですが、ここはひとつ価格に絞って、つらつらと考えてみますと。

今のCDの価格って、収益を上げるのに最適なものとなっているのでしょうか?
「同じ枚数だけ売れるんだったら、もっと値段をこうすればいいんじゃないの?」ってのがあるんじゃないかなー、と。

例えば、これ、以前から疑問なんですが、新譜の値段って、大体同じですよね。
なんで?
いや、本当にわからんのです。
ビッグヒットが望める新譜については値下ってのはよく見かけますが、その他は大体同じ。
不思議なんですよ。なんでもっと価格に強弱をつけないのか。
売れそうなアルバムはこの値段で、そこそこのアルバムはこの値段で、売れそうに無いけど一定の需要が見込めるアルバムはこの値段で。
それだけで、ずいぶん違ってくるんじゃないかと思うんだけど、これって素人考えですかね?
今って、価格って実質三種類くらいしかないじゃないですか。「一般」と「ミリオン狙い」と「名作の再発」。
なんでもっと柔軟に価格設定できないのか、本当に不思議です。
posted by 旅烏 at 18:36| Comment(5) | TrackBack(4) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中古屋のつぶやき

こちらで謎工さん、激怒中です。
中古ゲームの規制のことで怒ってらっしゃるんですが。
先日、元ゲーム会社の営業の方とお話しする機会がありまして
その方曰く「いいゲーム屋さんは新品3割・中古7割で扱ってますよ」
さもありなん。
元新古書店店員としては、実に頷ける数字であります。
売る側に立ってびっくりしたのですが、まあ、新品ゲームの粗利が少ないこと少ないこと!
売れ残って値下なんてなった日には、ちまちま稼いでいた粗利を、あっという間に食いつぶして赤字へ転落。
中古ゲームで利益を確保しないことには、とても成り立たないんですよ、ゲーム屋なんて。
その中古ゲームに規制がかかったら、ゲーム専門店がぼこぼこ潰れていくのは火を見るより明らかでありまして。今だって厳しいんですから。
そうすると、自然とマーケット自体が縮小します。
他の売り物で利益を稼げるところしか(家電量販店とか)しか扱わなくなり、それだっていつまで続くことか。利益が出ない部門だったら、切り離さない方が不思議ですからね。
そこまで考えた上で発言してるんですかね。中古ゲームを規制したがる人ってのは。
posted by 旅烏 at 00:49| Comment(17) | TrackBack(3) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月06日

不買について

音源の不買について、考えていたのですが。
うまく言葉になるかわかりませんが、とりあえず書いてみます。

今回持ち上がっている「不買運動」というのは、組織的なものではないと思うんですよ。
「○○社のレコードは買わない!」とか「△△のアルバムは買わない!」とか、そういったスローガンのもと、一致団結して起こすものじゃないと思うんです。
不買運動は逆効果だという意見もあり、それは頷ける部分も大いにあるのですが。

今回の法案の件で、多くの音楽ファンが怒りや失望を感じたわけで、その実態は一枚岩でも何でもありません。ただ、多くの人が見守る前で愚行が行われた、というだけのものです。
しかし、それを見ていた(私含め)多くの人が「こんだけコケにされて、黙ってられるか、あぁん?」といった思いを抱いたわけで。
その結果、自然発生的に立ち上がる不買運動には、識者が思い描くようなルールや最適な効率は存在しません。
各人が、より慎重に購入する音源を選ぶようになる。それだけのことです。

言い換えると、気にいらねーCDにはビタ一文も払ってやんねーよ、という人たちが劇的に増える。そういったもの。
「不買運動」というよりも「不買現象」といったほうがしっくり来るものだと考えています。
「がー! 死ぬまで邦楽は1枚も買わねー!」といった人もいるでしょうし、「ペッ! アイツんとこのCDは見たくもないわい!」という人、「あのアーティストのCDはちょっとなあ」という人、「もう、インディーズ一筋で行きます」という人、「これからは直輸入ですますわ」という人、「iPodしかもう使わねーよ!」という人、千差万別でしょう。それを一方向に向けて統制するなど不可能です。
また、統制するべきではないと思います。

しかし、統制されない不買が効果的であろうが逆効果であろうが、犠牲が出ようが出なかろうが、起こってしまうのです。まず確実に。
それによって、音楽業界にどのような影響が出るのか、実のところ、確実なところは誰にもわかりません。
しかし、それでも起こるでしょう。なぜなら、多くのリスナーが売られた喧嘩を買ったからです

さて、レコード会社は、予期せず売り返された喧嘩にどう対応するのか。
逃げるのは容易ではありません。なぜなら、数的に一番多いのは、レコード会社でも、アーティストでも、音楽関係者でもなく、リスナーだからです。
結果、日本の音楽産業は、輸入件の影響を云々するより以前の段階で、壊滅する事だってありえます。
しかしそれでも、不買現象は起こるでしょう。
これは彼らが招いた結果ですから。
posted by 旅烏 at 22:11| Comment(0) | TrackBack(4) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

“見張り番”プロジェクト

The Trembling of a Leafで、謎工さんが“見張り番”プロジェクトの結成を呼びかけてらっしゃいますので、お知らせさせていただきます。


この手の能力は、2chが優れているかもと、思ってみたりみなかったり。
posted by 旅烏 at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月05日

カルビーの

イタロ・カルヴィーノの「見えない都市」を読もうと思いまして、ぺらぺらとページをめくるわけですが。
結構いらっしゃると思うんですが、あとがきから読んだんですね。
そしたら、同じくカルヴィーノの「冬の夜ひとりの旅人が」を絶賛しているわけですよ。
待てよ。
「冬の夜ひとりの旅人が」なら、以前に買った覚えがあるぞ。確かちくま文庫で。
積んである本が多いんで、それが何年前の記憶かも定かではないけれど、確かに覚えがあるぞ。
こうなると現金なもので、「見えない都市」よりも「冬の夜ひとりの旅人が」の方を読みたくなってまいります。
家中の捜索を開始開始いたしました。


………………


とりあえず、我が家には積ん読が785冊あることが判明しました。
うむ。充実感。
ん? カルビーがどうかしましたか?
posted by 旅烏 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高橋氏、ライセンス料について大いに語る

さて、高橋健太郎氏、文化庁が輸入を禁止するかしないかの基準にするとして出してきた、ライセンス料に関する資料を精査・検討してらっしゃいます。まさに八面六臂。

詳細は高橋氏ご自身のエントリーをお読みいただくとして、簡単にまとめさせていただきますと…

具体的数値の信頼性低すぎ。欧米のライセンス料が実際より高めに見積もられている可能性・大。

・文化庁は、ライセンス料を、原盤印税(レコード会社の取り分)と著作権印税(アーティストの取り分)を合算して示しているが、原盤印税の割合は著作権印税よりもずっとずっと大きい。
この二つを合算して、それを判断基準とした場合、実質的には割合の大きい原盤印税(しつこいようだが、レコード会社の取り分)の影響ばかりがでることになり、著作権者の利益保護にはならないんじゃないか。

・「だったら、最初から著作隣接権者保護法案としてだせよ、まったく」とは高橋氏の弁。
posted by 旅烏 at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笹山氏の掲示板にて

昨日も書きました、笹山登生氏のサイトの掲示板で、どんなやり取りがあったか、ちょっと触れようと思いまして。
まずは、高橋健太郎氏が、文化庁の森口氏とこの掲示板でファーストコンタクト。直に会って話をされたそうです。

また、結果的に特定政党に強く依存する形で、今回の運動が盛り上がって言ったわけですが、笹山氏は、特定政党に偏ることの無い運動を行っていったほうが、今後得るものは多いのではないかと指摘。

で、吉田つとむ氏が、地方議員にコンタクトを取ることの有効性を指摘してらっしゃいました。
町田市議を勤めてらっしゃる吉田氏には少し失礼な表現になってしまうかもしれませんが、窓口としての地方議員の能力というのは、これまで甘利、いや、あまり考えていなかったことです。考えてみると、国会議員と党本部にばっかりメールしていた気がするし(まあ、時間的に切羽詰っていたからって言うのも、大いにあるんですが)。

文化庁、地方議員と、声を伝え、回答を得る(ことが出来るかもしれない)窓口が増えていくなあ、と。

法案は可決しましたが、むしろやるべきことの幅はふえつつある、ということなんでしょうね。
posted by 旅烏 at 18:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

相次ぐドラマの延期、中止だそうで

ドラマを延期ないしは中止するってのが相次いでいるそうで


少女が同級生をバットで撲殺する事件が起きたら、プロ野球中継も自粛するつもりなんでしょうか?
わけがわからん。
人間なんてのは、色んなものに影響される単純な生き物なこたあ確かだろうが
テレビ局が考えるほど単純に出来ちゃあいねえぞ。


良識派気取った「このような事態に、我々大人はどのように接していったら…」というのも、いかがなものかなあと思うわけですが。
「子ども」と「大人」の二項対立で問題を片付けようとするのも、安易な原因探しとよく似た錯誤でありますな。
posted by 旅烏 at 00:35| Comment(7) | TrackBack(1) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月04日

付帯決議・全文

Dubbrock's Dublogで、付帯決議の全文が公開されています。委員会採決に先立ち、法案に反対する側のがんばりで、付帯決議がずいぶんとハードルの高いものになったそうでございます。
これからはビッグ・ブラザーよろしく、レコード会社を監視していく作業も始まるというわけですね。
posted by 旅烏 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Tables will turn.

タイトルはTodd Rundgrenの曲より。

笹山氏のサイトの掲示板にて、文化庁審議官の森口さんという方が書き込みをされています。
氏のいうとおり、文化庁が開かれたところだと信頼できるほど、私は聡明でも利発でもないのですが、ちょっとしたことかもしれません。


もひとつ、小ネタですが。
公明党の斉藤鉄夫議員のサイトの掲示板。今回の法案に怒った人の書き込みが山となって押し寄せていたようで。
今日の昼ごろ、斉藤議員からの回答的な書き込みがなされました。
で、ですね。私、斉藤議員に今回の問題でメールしたことがございまして
そのお返事が今日、返ってまいりました。
掲示板に書き込まれた内容といただいたメールが、コピペかと疑ってしまうほど似通っているのですが、それはさておき、誠意溢れる姿勢に感動した次第であります、とくらぁ。
posted by 旅烏 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Meshsell Ndegeocello 或いは ほら、根に持つほうだから、俺。

ハローワークからの帰り道、顔なじみの中古屋に寄ったら、欲しかった洋楽の国内盤CDを見つけたので買ってきました。

COMFORT WOMAN/Meshell Ndegepcello

これから聴きますが、彼女のことだからと期待しております。
posted by 旅烏 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入したCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月03日

第二回戦、ミーティング中(笑)

d.e.plusさんからのトラックバックで知った情報なんですが、こちら、笹山氏の掲示板
今後どう動いていくか、早くも具体的な提案がひとつ、なされています。
ふっふっふ。
posted by 旅烏 at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

佐世保の事件の報道とコロンバイン

ニュースでは佐世保で小学6年生の女の子が同級生を刺し殺してしまった事件を今日も報道しておりまして。
で、インターネットの影響を云々したり、女の子が「バトル・ロワイヤル」を好きだったことを大きく報道したりしてますな。

この人たちは、つい先日、マイケル・ムーア監督の「華氏911度」がカンヌでパルムドールを受賞したことを報じたばかりで、遡ると同じくムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」が話題を呼んだことも報道しているに違いないと思うのですが。

安易な原因探し、安易なラベリングの危険さは、他ならぬムーア監督自身が「ボウリング〜」の中で「なんでマリリン・マンソンばかりが影響を与えたと批判され、当日の朝ボウリングをしていたことや、前日コソボ空爆のニュースが流れたことの影響は云々されないのか?」と批判しているのでありますが。

うむ。そうですか。ネットですか。バトロワですか。
物の見事に過去から学んでねえな。
posted by 旅烏 at 18:07| Comment(1) | TrackBack(1) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちょっといい話

公開質問状を連名で送った6人の音楽関係者の一人であり、今回の運動の中でもご活躍されていた斉木小太郎氏から、ご丁寧なメールをいただきました。
文面から察するに、今回の法案について取り上げた、様々なサイトにメールを送ってらっしゃるようです。
心身ともに消耗された中での、細やかな心遣い、本当に頭が下がります。ありがとうございます。
むしろこちらから斉木氏に謝意を表する意味を込めまして、このエントリーをお読みの皆様にも、ご報告させていただきます。
posted by 旅烏 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

社会の窓でも聞きながら

ええと、ここのところの急激なアクセス増に感謝の気持ちと、改めてネットってすげえなとの思いを抱きつつ、若干ビビっていたりするわけですが、普通の日記も書かせてくださいませ。


というわけで、胸が悪くなる法律がいくつか可決され、Bob Marleyに引っ掛けてFight for your right♪ とか、CreamにあやかってI fought the lawとやってみたりする書き込みが散見され、このBlogでも、コメントしていただいた方がMarilyn Mansonに言及されていたり、トラックバックしていただいたサイトさんのタイトルがEL&Pにちなんでいたりするわけですが。
ところが、当方ロックファンではなく主にHIPHOPを聞く人間であったりします。
それで、ラインナップに乏しい我が部屋のCDラックを漁って、今日も音楽を聴いてみたりするのですが、

ご存知Public EnemyでDon't Believe The Hypeに首を揺らしてみたり

De La SoulのStakes is Highを聴いて「No Wonder we Livin' in Cold Project!!」と、曲にあわせて叫んでみたり

Wu-Tang Clanが「俺の周りじゃ金が全てを支配する」と訴えているのを聴いたり

ScarfaceがHand of the Dead Bodyで、ラップバッシングに対して、悪意1000%で正論を吐いているのに頷いたり

Rhymesterが、ソニーから出したアルバムの中でソニーに悪態をついているのに狂喜したり

スチャダラパーが「Yes/No」で、様々なものにNOを突きつけているのを聴いたりしまして

で、最後にDJ OasisがRhymesterの宇多丸師匠と共に作った「社会の窓」を引っ張り出して、リピートさせて聴いたりしております。
森政権の末期に発売され、強烈に政治をバッシングしているこの曲ですが、悲しいかな、今でも内容的には古びることなく、そのまま通用してしまうことが、昨日今日で示されたわけでございますな。
もっともっと、日本語で主張するHIPHOPが聴いてみたい。そんなことを思う夕方でございます。
posted by 旅烏 at 16:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月02日

第一回戦終了だが、最後の意地でも見せようかね。

コチラによると、川内博史議員が、党議拘束に逆らって、原案及び付帯決議採決の際に退席したそうです。
党議拘束に逆らったせいで、何らかの処分が下される可能性があるとか。
議員の中では反対運動の中心となって尽力し、ユーモアを交えつつ、わかりやすく答弁をしてくれて、ただひとり退席までしてくれた川内議員が処分されたとあっては、音楽ファンの名が廃りますな。
第一回戦は終わり、これから第2回戦が始まるわけですが
ここはひとつ、最後の意地を見せるといたしましょうか。
ひとまずは、民主党にメールをしてみようか。声を伝える運動はまだ終わってはいないんだし。
高橋氏は第2回戦に向けて、怪気炎をあげているしね(笑)続きを読む
posted by 旅烏 at 17:44| Comment(1) | TrackBack(11) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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