2004年08月21日

誰が誰の敵で何が壁か

つうわけで、研修から帰って来ました。
なんとか眠らずに乗り切ることができましたよ。うんうん。

で、研修などどこ吹く風で、ふたつほど。

まずは、ご存知の方も多いでしょうが、ふるほん文庫やさんです。
文庫本の在庫50万冊を誇る古本屋さんでございまして。
ここが、「ミニ店舗」として、日本各地の色んなお店(その多くは新刊書店です)に商品を陳列しているのですよ。
実は、ミニ店舗を利用したことがありまして、何気なく入った本屋で、何年も探していたジョージ・R・R・マーティンの「サンドキングス」を発見したときは、そりゃ興奮しましたよ(笑)。


もひとつ、株式会社テイツーさん。ここは、新古書店の「古本市場」を経営しております。
で、いくつかグループ企業を抱えているのですが、その中にブックスクエアという新刊書店がありまして。
新古書店をやっている会社が新刊書店もやっているわけですな。
将来的には、同じ店舗で古本と新刊書を扱っていきたいという意向を持っているそうです。
取次がなかなか本をおろしてくれないとか、そういった障害の存在も漏れ伝わっては来るのですがね。


と、この二つの話題。
いずれも、古本業界から、新刊書へのアプローチです。
古本業界は新刊書籍に魅力を感じ、それを自分たちの商売にも取り入れようという動きがあるのに対し、出版界は書籍の中古流通へなんらかの法的規制を行おうという意向を持っています。
この差はいったいなんなんですかね?
posted by 旅烏 at 13:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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