2004年08月30日

著作権分科会法制問題小委員会があったそうな

著作権分科会法制問題小委員会があったそうで、造反有理さんが著作権分科会法制問題小委員会(第1回)の概要というエントリーで傍聴メモをあげてらっしゃいます。
いや、なんか難しいこと話てんなー。腰すえて読まないと、なんのことやら全くわかんないわ(笑)。
第1回であった今回は自由討論ということなので、まあ、わかりにくいのも当たり前っちゃあ当たり前なんですが。
関係団体から要望として挙がって来易い、緊急避難的な問題ばかりが取り上げられがちで、著作権法の根幹にかかわるような問題が後回しにされがちだという問題意識が委員の間でもたれているのがわかったってのが、個人的には面白かったっすね。
posted by 旅烏 at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

組織ってか

Unforgettable Daysさんのエントリー、Free Music Watchdog:「文化庁への要望事項」を斬るってのが、わが意を得たりというかなんというか。
北中正和、石川真一、高橋健太郎の三氏が文化庁へ、レコード輸入権の運用に関する要望を伝えたことは、うちでもこちらで取り上げたんですが、正直、躊躇してしまった部分がありまして。
それが「レコード輸入権の行使がどのような状況になっているかを判断する手助けになりえるもの」とか「これが音楽ファン主導で作られた要望だったら完璧なんだけど」とかいう表現になったわけですが、いやはや、我ながらなんとも情けない話で。反省します。
私はUnforgettable Daysさんと違って、要望の内容に不満はないっす(というか、あくまで判断材料の1つに過ぎないと思っているんで。しかし、要望に含まれる問題点を検討するという作業は必要だと思います。出来ればわかりやすい文章で。Unforgettable Daysさんの文章も私の文章も必ずしもわかりやすいわけではないので(笑))。
ただ、この要望が「音楽関係者および音楽ファン」の要望として提出されていることに関しては、私も同じく違和感を持ってしまうのですよ。
「こんな要望を出そうと思うんだけれど、皆さんどう思う?」という手続きを踏んだ上でのことならば、別に問題ないと思うのですが。そのために使うことができるBlogというツールも手にしているわけですし。
私は、この要望というのが、音楽関係者としての要望だとして出されるべきものだったと思いますし、その意義自体はあると思うんですがね。音楽ファンの要望じゃないでしょう、と。
内容的にはともかくさ、この三氏が音楽ファンに相談してるってのも寡聞にして知らないし、要望を出した三氏とも音楽関係者だしさ。
私の知らないところで(例えばメーリングリストとかでね)音楽関係者以外の音楽ファンに相談したってこともありえるでしょうが、だったら、それを明らかにするべきなんで、そういったことはなかったと考えていいでしょう。
要はアレだ。「『音楽ファンからの要望』ってえけど、俺たちゃ相談された覚えはないぞ?」ってね。
ちょっと勇み足だったんじゃないですかねえ?


追記:当のUnforgettable Daysのエントリーに、当の高橋健太郎氏がコメントを寄せていて、私としてはなんとなく合点がいった。ああ、なるほど。文化庁には、この要望というのが、何かを代表してのものではないってことを、きちんと伝えてあるわけですな。だったら、大して問題はねえわな。
それでは、「だったら『有志が、様々な人の意見を参考にした要望を文化庁に伝えました』みたいな表現の方が、誤解がなくていいと思う」と、改めて指摘させていただきましょ。
実際、俺は早とちりしたし、この問題をよく知らない人(まだまだたくさんいるでしょ)には、もっとわかりにくいかと。
posted by 旅烏 at 19:38| Comment(2) | TrackBack(2) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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