2004年10月23日

情報を

新潟で地震があったわけで、私は新潟出身であり、両親も友人も新潟にいたりするわけである。
いや、もう全然連絡がつかねえのよ。実家に電話かけても、友人の携帯にかけても、どこにかけても不通。
おまけに、なぜかネットの調子も悪くなって(なんでだろう?)、ネットで安否情報の検索も出来ず。
6時少し前に地震が起こって、それから定期的に電話し続けたんだけれども、なんとか実家と連絡がついたのは午後9時過ぎ。
いやー、あんなに情報が欲しかったのは生まれて初めてかもしれない。


で、テレビにかじりついて見ていたわけだけれども、学生時代に毎日利用していた新潟駅の改札の様子は変わっておらず、ちょっと懐かしかったり。白新線と越後線の運転は再開したそうだけど、信越本線はまだとのこと。この3つの路線のうち一番多くの乗客を運ぶのが信越本線なんだけれども、新潟市から震源方面へ向かう路線でもあるので、運転再開が遅れるのは致し方なしか。
俺が学生の頃は、駅周辺に夜をやり過ごせる施設って無かったんだが、マンガ喫茶の一軒くらいはできただろうか?

でだ、取材に行ってるマスコミさんよ。出来れば、これから駐車場とかで夜を明かすみんなに、毛布かなんか差し入れてあげてくれ。
今の時期、結構冷えるはずだ。
首相も、こんなときこそ自衛隊を動かして、みんなに暖を取らせてやってくれ。これで小雨がぱらついたり、露や早霜でも降りた日には、あれだ、お年寄りや子どもには気の毒なことになりかねない。



追記:「11時過ぎに先遣隊が新潟空港に到着」って、ヘリ1台で何するつもりだ、馬鹿野郎!!
posted by 旅烏 at 23:01| Comment(6) | TrackBack(1) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9月は洋楽が売れたらしいが、Utadaはどっち扱いだ?

RIAJが9月のレコード生産実績を発表しました。こちらからどうぞ。
簡単にまとめますと

・CDについて、洋楽は金額ベースで単月前年比109%、累計前年比98%。

・同じく邦楽については、単月前年比83%、累計で93%。

・洋邦まとめると、単月前年比90%、累計で95%。

とまあ、こんな感じ。
去年の9月の数字を見てもらうとわかるんだけど、2003年というのがもうボロボロであり、その去年からさらにかなり落としてしまった邦楽の販売不振ってのが深刻だろうな。シングルもアルバムも満遍なく売れていない。これをどう見るかは人それぞれだろうけど、シングルが売れてないんじゃあ、シングル集と化してしまっているアルバムが売れないのも当然っちゃあ当然か。
で、洋楽はなんとか下げ止まり、と。去年ボロボロだったとはいえ、2ヶ月連続で洋楽CDは前年比クリアしてるわけだから、とりあえずは下げ止まったと判断してもいいのではないかしらん?

いや、待て、9月に販売されたUtadaはどっちだ? 邦楽扱いか? 洋楽扱いか?
Utadaが洋楽扱いでこの数値だったら、ちょっと微妙な感じになってくるなあ。
posted by 旅烏 at 14:49| Comment(3) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ALI SHAHEED MUHAMMAD

“Shaheedullah and Stereotypes”ALI SHAHEED MUHAMMAD

さあ、90年代の音楽シーンを作り上げた偉大な人物の一人、ALIの待望のソロ作。
音的には、在りし日の(3rdアルバムまでの)A TRIBE CALLED QUESTの音でもなく、ましてや後期のATCQを若干乗っ取り気味に彩った、Q-TIPやJAY DEEの高度に洗練されつつも無機質なサウンドでもなく(いや、こっちの音も好きだけどね、俺。なんだかんだ言うても“Amplified”は名盤だと思うし)、LUCY PEARLでの活動の延長線上にある感じ。
ATCQ時代は、サンプラーをまるで演奏するかのように使いこなした彼だけれど、今作では生演奏も多く導入し、R&Bとの親和性の高さを改めて示している。
そうだよな、考えてみりゃあD'ANGELOによるR&Bを変えた一曲“Brownsugar”も、ALIのプロデュースなんだよな。

いや、勝手に「きっとALIは完全裏方モードに入っている感じのアルバムなんだろうな」と思い込んでいたのだけれど、なんと17曲中9曲でALI自らマイクを握っております。ラッパーとしての腕前は、まあ、PETE ROCKと同じくらいうまい。推して知るべし(笑)。ただ、個人的には嫌いじゃないですな。声がいい声してるんでね。元相棒のPHIFEと組んで2MCの掛け合いでもあったら嬉しかったんだけども、さすがにそれは高望みか(笑)。
それでもやはりボーカリストを迎えた曲のほうが印象には残る。
個人的なベストは、Stokey Williamsをボーカルに迎え、なんとAmp Fiddlerまでピアノで参加してしまった“Put Me On”。
ALI本人がラップしている曲だと“Banga”が一番ファンキーで好き。

でもなあ、スムースでなおかつ濃密なグルーヴ感を湛えた曲をこうもそろえられるってのは、やっぱり貫禄ですな。
なーんか、気がつくとアルバム通して聴いていて、しかももう一回プレイボタン押しちゃうのね(笑)。お気に入りです。
posted by 旅烏 at 02:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 購入したCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

紀伊国屋、Webと店舗で絶版文庫を取り扱い

紀伊国屋書店が「ふるほん文庫やさん」と提携するそうで、それを報じたITmediaの記事はこちら
「ふるほん文庫やさん」は以前から同種の取り組みをしていたものの、紀伊国屋ほどの規模のところとの提携となると、こりゃもちろん初めてなわけで。
基本的には歓迎。


以下、「基本的」から外れるところをつらつらと。
新刊書店と古本屋が互いに補完しあう関係を目指すというのはもう大賛成なんだけれども、その補完の中身がどうなるのかなあ、と。
「流通している本は新刊書店で、絶版になった本は古本屋で!」
なーんていう所を狙われてしまうと、ちょっと溜息でちゃうわけですが。
古本屋で本を買う動機が「買いたい本が絶版であるから」であるかというと、必ずしもそればかりではないわけで。
「このマンガ家さんは最近評判だけれど、自分に合うかどうかちょっと試してみよう」だとか「このシリーズをそろえたいんだけれども、全部新刊で買うと結構な金額になってしまうから、古本屋でも探してみよう」とかいうのもありますな。
さらにいうと、古本屋を利用するってのは、必ずしも「本の購入」に限らないわけで、「この本、イマイチだったからうっぱらっちまおう」ってのもあったり。
「新刊書店と古本屋の補完しあう関係」というのが、絶版という限られた領域のみの歪なものになってしまわないことを、切に願うわけであります。
posted by 旅烏 at 01:28| Comment(0) | TrackBack(2) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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