2005年01月31日

ジェネレーションギャップというか「11人いる!」というか

ジェネレーションギャップというか「11人いる!」というか、いや、「11人いる!」にしたところで今の若者にはまず間違いなく通じないんだろうけども。
写真集売場でSMAPの写真集を発見した高校生の集団が

6人もいる!

と大騒ぎしているのを見ると、なんとも微笑ましいジェネレーションギャップを感じるわけで。
アルバイトさんでも20代前半の人が多く、やっぱりジェネレーションギャップを感じることが多く、非常に面白く会話をドッジボールしているのだけれども、藤波辰巳を知らなかったことは本気で許せないので頭を丸めて無我に体験入門してこい。
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2005年01月29日

ブックオフにきちんと抵抗するには

面白かったのでクリップ。

本屋のほんね:書店用ブックオフ対策

そうだよなあ、新古書店ってのは品揃えの質を問うことが出来ないんだよなあ。客注も出来ないしね。
なんか、フランスでは書籍の注文では48時間完納体制が確立されているそうなんだけれど、日本でもそうなったら、これは新古書店にとってはちょっとした脅威になり得ると思う。
あと、(いつの話になるのか見当もつかないけれども)現在絶版・品切れになっている書籍が電子的に供給されるなんてことになったら、大打撃だわ。読者としては歓迎するけど。
新古書店の弱点を分析してそこを攻めるというのは、競合店対策として非常に正しいっす、うん。
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2005年01月25日

牧野修など

「チョコレートゲーム」岡嶋二人/双葉文庫(日本推理作家協会賞受賞作全集)
「サーチエンジン・システムクラッシュ」宮沢章夫/文春文庫
「蠅の女」牧野修/光文社文庫
「丹下左膳(一〜三)」林不忘/光文社時代小説文庫
「ヴァーミリオン・サンズ」J・G・バラード/ハヤカワSF文庫
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2005年01月19日

東野圭吾氏の発言に見る安易な顧客像

Copy & Copyright Diaryさん経由、Sankei Web「【出版インサイド】本のレンタルにも「貸与権」導入 著作権使用料で交渉難航」。より、人気ミステリ作家である東野圭吾氏の発言を取り上げようと思う。

記事を引用すると

 作家の東野圭吾さんは「利益侵害だけを理由に、著作権を主張しているわけではない」と、強調する。「作家、出版社は、書店で定価で買ってくれる読者によって報酬を得、次の本作りができる。書店で買う人、新古書店で安く買う人、レンタル店で安く借りる人、図書館で無料で読む人が、同じ読書サービスを受けるのはアンフェア。より早く新刊を読めるなど、書店で買うお客さんを優先したい」


ってな感じなのだけれど、Copy & Copyright Diaryの末廣さんは「本の価値を決めるのは作者ではなくて読者である」と憤慨している。これには全く同意。
同意した上で、もうひとつ気になった点を書いてみようと思う。それは、東野氏がどのような顧客像を思い描いているか、だ。
作家にしてみれば(狭い視野で見ると)新刊書店で本を買ってもらえないことにはおまんまの食い上げであり、新刊書店で本を買ってくれるお客さんを大事にしたいというのは至極もっともなことに思える。そこまではいいんじゃなかろうか。
問題は、新刊書店で本を買わずに他のサービスを利用して読書する行為を指して「アンフェア」と言っていることなんだな。
「私は新刊書店しか利用しない。新古書店も図書館も漫画喫茶もレンタルも利用せずに読書を楽しんでいる」という人もいるだろう。そういう顧客にとっては、この東野氏の発言は痛くも痒くもない。
しかし、だ。では、新刊書店は一切利用しないで読書を楽しんでいる、という顧客はいったいどのくらいいるのだろうか?
もちろん、データなど無い。これから書くことは私個人の憶測に過ぎない。だが、多くの(もちろん「すべての」ではない)顧客は新古書店・図書館・漫画喫茶・ブックレンタルといったサービスと新刊書店というサービスを併用していると考えるのは、極々自然なことではないだろうか?
少なくとも、そう考えなければ新古書店の隆盛などは本来ありえない事態なのである。新刊書店を利用するお客さんからの本の入荷無しに、新古書店は成立し得ない(そして新古書店を利用するかどうかは、個々のお客さんにゆだねられるのだ。それは新古書店が決められることでも、新刊書店が決められることでも、ましてや作家や出版社が決められることでもありえない)。
東野氏の発言は、新刊書店を訪れた顧客を厚遇し、新古書店や図書館といった施設を利用した顧客をアンフェアだと非難するものだ。
東野氏は、「ひょっとしたら両者は同一人物かもしれない」とは考えなかったのだろうか?
他のサービスを利用した顧客を非難する。そんな方法で顧客の心をつかめるのだろうか?そんな方法で顧客サービスを向上させることが出来るのだろうか?
これもデータは無く、私の独断に過ぎないが、答えははっきりとNOであるように思える。
考えてもみて欲しい。他の店に行ったと聞くや目の前で舌打ちしてみせる。そんな店主のいる店に行きたいかい?
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レム、スタージョン、ライバー、舞城、ナントカなど

「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信/創元推理文庫
「一〇〇一秒の恐怖映画」井上雅彦/創元推理文庫
「死神と二剣士」フリッツ・ライバー/創元推理文庫
「時間のかかる彫刻」シオドア・スタージョン/創元SF文庫
「煙か土か食い物」舞城王太郎/講談社文庫
「富豪刑事」筒井康隆/新潮文庫
「ルート225」藤野千夜/新潮文庫
「トリポッド2 脱出」ジョン・クリストファー/ハヤカワSF文庫

「サラミス」佐藤哲也/早川書房
「アジアの岸辺」トマス・M・ディッシュ/国書刊行会
「高い城・文学エッセイ」スタニスワフ・レム/国書刊行会
「四畳半神話体系」森見登美彦/大田出版

「トライガン・マキシマム(10)」「同(11)」内藤泰弘/少年画報社
「エクセル・サーガ(13)」六道神士/少年画報社
「影ムチャ姫(1)」ナントカ/芳文社

ナントカは結構好きなマンガ家さん。「新説ファンタジー絵巻」も早く単行本化されないかしらん。「四畳半神話体系」は私が勝手に洛北マジックリアリズムと名付けた「太陽の塔」の作者による第二作。期待大。
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喫煙と自殺の関連性……っていうかなあ(笑)

近畿ではおなじみ夕方のテレビ番組「ちちんぷいぷい」見てたら喫煙と自殺に関係があるなんてニュースが紹介されてまして、とりあえず検索したらこんなのが引っかかったわけですが。

愛煙家ご注意を たばこ本数多いほど自殺の危険性高い(Sankei Web)

なんか偽相関の匂いがプンプンするねぇ(笑)。原著に当たったわけじゃあないけれど。
偽相関ってなにか。っていうか、その前に相関ってなにかってえと、例えば二つのものがあったとして、片方が増えると、それに応じてもう片方も増えたり減ったりしますよ〜、というのが相関。片方が増えるともう片方も増えるってのが正の相関で、片方が増えるともう片方は減るってのが負の相関。
このニュースの場合は、煙草を吸う本数が増えると自殺率も高まるってな感じなので正の相関。


で、相関関係というのは因果関係とは関係ない。相関関係が出たということはつまり、片方が増えるからもう片方も増えるのだなんていう結論を出すと、痛い目にあうこともしばしば。
例えば、アイスクリームの売上と水難事故の発生件数に正の相関が出たとして、じゃあアイスクリームの売上が上がったから水難事故が増えたのか(もしくはその逆)ってえとそんなことはないわけで、なんのこたあない、両方とも暑さが原因なわけで。
こんな感じで、双方に直接の関係が無いのに相関がでちゃうこともあり、そんなのを偽相関といったりするわけですが。


この喫煙と自殺の関係ってのも、偽相関っぽいよなあ。
素朴に考えるとさ、ストレスと自殺、ストレスと喫煙、それぞれ深く関係していそうな気がするんだけど、それを考慮に入れなかったから偽相関が出てるってだけじゃないの?
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2005年01月14日

SONYから返事

昨日、SONYに還流防止の対象にクレモンティーヌが入っている件と、その輸入禁止表示の扱いについて問い合わせのメールをした旨書きましたが、早速返事が来ました。
転載はやめといてとのことなんで要点をまとめますと

・クレモンティーヌはフランス人アーティストだけれど、原盤権を日本法人であるウチが持っているので、扱い上は邦楽と同様になる。

・表示については、はい、きちんとします。


というわけで、この二点についてはガイドラインどおりですな。
以上、ご報告まで。
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2005年01月13日

輸入権発動

試される。さんより。輸入権発動。
こちらが輸入権が行使される予定の作品及び対象国のリスト。

輸入権を行使したのは東芝EMI(3タイトル)、SONY(8タイトル)、日本クラウン(1タイトル)、ワーナーミュージックジャパン(1タイトル)、エイベックス(3タイトル)の5社。
うち、洋楽タイトルの輸入差し止めが1点(クレモンティーヌの「30℃」。対象国は台湾)。
対象となった国は韓国、台湾、香港、中国、タイ、シンガポール、マレーシア。
アジア音楽のファンの方は、輸入盤が発売されるのに遅滞が起きないかどうか注視することをオススメする。輸入禁止品目が含まれているかどうかチェックするため商品が税関に滞留し、市場に流れてくるのが遅くなりはしないか。


追記:今回の品目の中には、2004年12月31日以前に発売されたものも数点含まれている。
文化庁が提示し、RIAJも提示した表示に関するガイドラインに従うのなら、これら旧譜に関しても日本に輸出してはならない旨、表示しなければならないわけだが、それはきちんと守られるのか? それとも早速無視しておくのかしらん?

追々記:SMEに、以下の二点について問い合わせのメールを出しました。

 ・フランス人アーティストであるクレモンティーヌの「30℃」が還流防止措置の対象になっているが、これは当該作品が日本オリジナル音源であるなどの特殊な理由によるものか。

 ・また、上記「30℃」は2002年に発売されたものであるが、既に流通している音源については輸入禁止の表示はどうするのか。それとも、対象国である台湾にはこの音源はまだライセンスしておらず、これか生産する分については日本輸入禁止の表示をするのか。


返事、くるかしら?
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2005年01月12日

ささやかな悪夢

なんかね、嫌な夢を見まして。
すごく好きなコミックの最新刊を買ったら、なんか本は薄々のペラッペラで、その分トレーディングカードが12枚も入ってますよ〜、という。
悪夢だ、悪夢。
posted by 旅烏 at 14:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なんかもう郊外で均質化で灯油缶の色は赤か青か?

ぼーっと、地域地域におけるこまかな差について考えていた。
なんでそんなこと考えたかというと陸這記さんでここんとこ展開されている郊外論を読んで面白いと思ったからなのだけれど、なにせ私であるからそんな大したことを考えているわけでもない。
いや、陸這記さんでは地方が大都市圏の郊外となりつつあって、さらには東京そのものも郊外と化しつつあって、つまりは日本の風景ってのが均質化しつつあるって感じなんだけども。なるほどなるほど。
で、町の中心部から脱出してきた中産階級たちによって構成されるユートピア的な郊外(サバービア)と、中産階級は中心部に留まり、その外部に構成されるディストピア的な郊外(バンリュー)ってのがあって、日本の「郊外」ってのもバンリューとして論じていく姿勢が必要かも、ってな感じ。関係ないけれども、90年代HIPHOPの大物であるEPMDが言うところの“BOONDOX”ってのは、ディストピア化したサバービアといった解釈したらあってるのかな? 「HIPHOP BEATS」という本ではBOONDOXを「ド田舎」と訳していたように記憶しているんだけれども、昔から「ド田舎」ってのはちょっと違う気がしていたんで。


で、日本の風景が均質化しているといえば確かに均質化しているんだと思うんだけれども、じゃあ地域差はなくなりつつあるかというと確かに無くなりつつあるんだと思うんだけれども、無くなってしまうのかというとそうなりはしないような気がする。解消しようが無い地勢的な違いや気象的な違いもあるし、当たり前だけど。
でも頭の中に浮かんでくるのが、実に些細なくだらないレベルでの地域差ばかりだというのがなんとも情けないところで(笑)。


例えばそれは、「灯油を入れるポリ缶の色といったら赤か青か?」といったものやら、「おでんにミソを付属するべきか否か?」やら「延々と水田が続く風景ってのは郊外の典型であるか否か」であったり「良く利用しているコンビニといったらどこを思い浮かべるか」だとか「関西・関東と北陸・東北におけるローカル番組の圧倒的なまでのクオリティの違い」であったり「関西人はスノーダンプを知らないことへのカルチャーショック」だったり「何で四国はガソリンこんなに高いんだよ」って愚痴であったり「低所得者層向けボロボロの長屋ってのは日本全国どこに行ってもあるもんじゃないの? ってえか俺の実家は長屋だ文句あるか」であったり、うっわー、どうでもいいわー。
どうでも良くはあるんだけれども、これ、言い換えるとライフスタイルの違いが些細な面にも現れているってことなのかなと思い直し、自分を慰めるわけですが。


もうちょっと考えると、車で郊外の大型SCに赴きいろいろ買い物して、帰りにコンビニにでもよってとか、一見画一化されつつある(そして確かにある部分は画一化している)風景ってのも、その中身を見てみると実はかなり地域によって違っているのではないかななんてな。
地域によって売れる商品・売れない商品ってのが確実に存在するし、極端な話、ジャスコへいこうと思ってもジャスコへ通じる道に雪が積もっているのか積もっていないのかといったことでも、そこの住民のライフスタイルはえっれえ影響を受けるわけで。行動範囲が狭まっちゃうしな。
で、方言も「おじいちゃんおばあちゃんの言ってることが理解できない現象」はあるとはいえ、まだまだ健在だしなあ。


なんかね、最初は「やっぱり風景の均質化は問題だろうなあ」なんてぼんやり思っていたんだけれども、なんか「……変化しているだけで問題じゃないかもしれないなあ」とか思い直しつつある自分がいたりするわけです。一見均質化しているだけなのかもしれないというか。
危険な物言いをすると、風景が均質化されてしまった程度でそこの住人まで均質化されてしまったりした日にゃあ、その住民の方が問題だろうなあ、なんてな(笑)。
posted by 旅烏 at 06:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月07日

新古書店で溜まる本

ええ、年末年始と申しますと大掃除の時期でございまして、ある人にとって大事なものでも他人から見るとゴミ同然という場合もよくあることでございます。
本やCDなんていうのもそんな中に入りがちでございまして「ちょっとあんた、そこに積んである本、邪魔だから捨てなさいよ」ってなやり取りがあるんでしょう。また、ベッドの下のエロ本を不用意にゴミに出したりした日には身の破滅につながってしまうといったこともございましょう。新古書店に大量の買取が持ち込まれる時期でもあるのでございます。
ひどいときにはもう店内ディズニーランド状態でございまして、「はーい買取のお客様、こちら最後尾、1時間待ちになりまーす」ってなぐあいで、まあ待っていただくお客様には申し訳ないんですが、こちらの処理能力にも限度がある。かくして、一日中買取を続け、倉庫は商品で溢れかえるわけでございます。


新古書店というのは委託販売の新刊書店とは大分違いまして、基本的には(状態が悪くない限り)来る物は拒まず、という商売でございます。まあ、中にはどんなに綺麗でも買い取りできない商品もございますが……いや、96年発行の着メロの本や、80年代の旅行のハンドブックとか持ち込まれても困ってしまうわけでございまして。いや、来月旅行に行こうって言うときに、10年前の「地球の歩き方」買わないでしょ? 止めはいたしませんが。
まあそれはともかく、積極的に仕入をコントロールできるわけではございませんから、需要と供給にズレが生じるわけでございます。そんな中で、あまり売れないのに買い取りは多く溜まる一方、なんていう本も出てきたりいたしますな。


例えば「名探偵コナン」。読んだこともありますし嫌いじゃないんですが、いかんせん、売れる数に比べて持ち込みの数が多すぎる。そうすると自然と買取価格も安くなるわけでございますが。
他には「犬夜叉」なんてのも溜まって仕方がない本でございますな。高橋留美子先生は同郷ですし「めぞん一刻」「うる星やつら」「人魚の森」なんかは私の青春時代を彩った作品なんでありますが、溜まるものは仕方がない。
コミックから離れまして、赤川次郎、西村京太郎なんていうところも、殺人的な量が入ってくる御本でございます。「リング」「らせん」なんてところも、そういった傾向がございますな。あとは旬を過ぎてしまった本。「五体不満足」やら「だからあなたも生き抜いて」やら「ファイト」やら。
もちろん、本の内容が劣っているとか、そういったことではないんでしょうが、需要と供給のバランスの問題でございます。
また、買取の量はさほど多くないけれど、今となっては売れる量が少なく、結果として溜まっていくなんていう本もございまして、例えば銀色夏生さんの本なんかはそういったイメージがありますな。あとは恋愛のHow toもの。というか秋元康と柴門ふみ。これなんかも棚の肥やしとなっております。


そうするってえと店としては安売りをしたり、仕入値(買取値)を下げたりってなことをして何とかしようとするわけでございますが、新刊書店ではこれが出来ない。
隣の芝生はなんてことを昔から申しまして、売れる本を注文できるというのは本当に羨ましく塀の向こうから芝生を覗いているんですが、過剰在庫の処理方法というのは本当に不思議でございます。
いや、返品して倉庫にたまり、溜まりすぎると断裁ってな話は聞くんですが、これが本当に不思議でございまして。小売の感覚といたしましては「棄てるくらいなら安くして、少しでも売上に変えたほうが得」ってな風に考えてしまうのでございます。
素人考えなんでございましょうが、せっかく一度は市場に出した(もしくは出すべく用意した)商品を棄てるというのは、倉庫代から運送代から材料代、人件費まで、結構な勢いで流通のムダが出てしまっているように思えてしまうんですな。
買い切りの(返品できない)ハリーポッターが本屋で余ったなんてな話を小耳に挟んだことがございましたが、返すことも値下することも出来ない過剰在庫なんていうものは、これは悪夢以外の何物でもないのでございまして……そうなると行く先はゴミの山。本で御殿が建ったというから行ってみたら紙製の家が建っていたってな具合でございます。
さて、再販制度で値下できないと、在庫の面から見てみるとえらい損してるかもよというお話でございました。
お後がよろしいようで……
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没後50周年メモリアルヒットパレード

年末年始の非人間的な忙しさも何とか一段落し、皆様、あけましておめでとうございました。


さて、こちらこちら、ウチでもこれこれで2回ほど取り上げたことがありますが、著作権のお話、次は著作権の保護期間が50年から70年に延ばされるかもしれないって話ですわ。
まああれだ、文化なんて滅んでしまえって感じか(笑)。


とは言ってもですよ、上で挙げたような青空文庫みたいな試みもあるにせよ、正直さぁ、50年が70年に引き伸ばされることで、普段の読書、音楽鑑賞、映像観賞にどういった影響が出るのか、今ひとつピンとこないでしょ。俺もそうなんだけども。
これは裏を返すと、50年以上前に製作された著作物(現状だと主に書籍ですな)に触れる機会が少ないということなのだけれども。
で、試しに1950年代に無くなった作家の名前を適当に挙げてみようかと(ああ、Wikipediaに栄光あれ!)。今年は2005年。50年前は1955年ですな。


・1950年没
 ジョージ・オーウェル(「動物農場」「1984年」など)
 エドガー・ライス・バロウズターザンシリーズ、火星シリーズ、ペルシダーシリーズなど)
 バーナード・ショー(名前しか知らんが、なんか色々)
関係ないけど、この年にスティービー・ワンダーと山田正紀とデイヴィッド・ブリンが生まれてる。この三人同い年かよ。うわぁ。


・1951年没
 アンドレ・ジッド(「贋金つくり」など。ノーベル文学賞受賞者)
 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(作家じゃないかもしれんが、彼の著作の重要性を否定する奴はあんましいないだろう)
鶴瓶師匠がこの年の生まれだわ。

・1952年没
 ありゃ、この年は作家って載ってないね。作曲家はいますが。中山晋平氏。


・1953年没
 斉藤茂吉(歌人)
 堀辰雄(「風立ちぬ」「美しい村」など)
へー、ナイジェル・マンセルってこの年生まれか。


・1954年没
 作家じゃないけど、あのアラン・チューリングが亡くなってる。
 福井英一(漫画家、「イガグリ君」「赤胴鈴之助」など)
エルビス・コステロ、マイケル・ムーア、カズオ・イシグロ、大友克洋なんかがこの年生まれ。


・1955年没
 坂口安吾(「堕落論」など)
 トーマス・マン(「魔の山」など。ノーベル文学賞受賞)
 アルベルト・アインシュタイン(!!)
 チャーリー・パーカー(!!)
他にもジェームス・ディーンとか、ビッグネームが亡くなってるなあ。この年生まれた有名人もいっぱいいるわ。


・1956年没
 高村光太郎(「道程」「千恵子抄」など)
現長野県知事や桑田佳祐、奥泉光なんかがこの年生まれ。


・1957年没
 F・W・クロフツ(「樽」「フレンチ警部最大の事件」など)
 スタルヒンが亡くなってる(笑)。まあ著作権とは関係ありませんが。でもこの人なんかは著作あってもおかしくないっていうのが
 ジョン・フォン・ノイマン(数学者)


・1958年没
 横山大観(作家じゃないけどね)
この年に東京タワーとチキンラーメンができております。

・1959年没
 ビリー・ホリデイ(!!)
 レイモンド・チャンドラー(「長いお別れ」など。言わずと知れた大物ですな。ちなみにハメットは61年、ロス・マクドナルドは83年に没。)
春風亭昇太師匠がこの年生まれ。意外。もっと若いかと思った。


・1960年没
 アルベール・カミュ(「異邦人」など。っていうか、セイン・カミュって血縁だったのかよ!
 火野葦平(「花と龍」「麦と兵隊」など)
 ボリス・パステルナーク(「ドクトル・ジバゴ」など)
 和辻哲郎
この年は作家さんがいっぱい生まれてるわ。っていうか、アンカツと石田衣良って同じ日に生まれたのかよ!! 他にも新井素子とか小野不由美とか西澤保彦とか宮部みゆきとか岡野玲子とかサンプラザ中野とかたくさん


 うーむ。この近辺に亡くなった作家さん。もうちょっと調べてみようかな。


追記:C・M・コーンブルースが1958年没(「宇宙商人」「シンディック」など)。
ネヴィル・シュートが1960年没(「渚にて」「パイド・パイパー」など)。
オラフ・ステープルドンが1950年没(「シリウス」「オッド・ジョン」「スターメイカー」など)
posted by 旅烏 at 01:12| Comment(4) | TrackBack(8) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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