2005年02月22日

理屈じゃないのよ涙は はっはぁん♪

ネットにおいては時間の流れというのは実社会よりも遙かに早く感じられるもので、もう一昔前の話題のような気がしてしまいますが、切込隊長と小倉弁護士が炎上騒ぎを起こした件、というか類焼が燃え広がった件について思ったことなど書いてみようかと。
初めに断っておきますが、問題の本質(というか二人の間で争点となっていること)については、迂回しますのでよろしくベイベー。


いや、これってねえ、起こったこと自体は実にシンプルだと思うのですよ。

・切込隊長、某サイトにムカついて批判。某サイト、いろんな人からの批判に耐え切れず閉鎖。
 ↓
・切込隊長、自分がその批判に加わっていたことを面白おかしくカミングアウト。
 ↓
・小倉弁護士、切込隊長のカミングアウトの様子にムカついて批判
 ↓
・切込隊長、あっさり切り返す
 ↓
・小倉弁護士、切り返すも論旨に綻び
 ↓
・切込隊長優勢のままうやむやに

うん、わかりやすい。
ややこしくなった原因はなんだろうと考えてみると、小倉弁護士の批判の仕方にあったのかな、などと。


とはいっても、小倉弁護士の理屈のどこそこがまずいだとか、そういったことを言うつもりかというとそうでもなかったり。
では何が言いたいのかというと、小倉弁護士が切込隊長を批判する上で「理屈」を使ったこと自体が失敗だったのではないかなと思うわけです。弁護士という職業柄かね?
出発点はある対象に対しての不快感であったと思うんですよ。切込隊長の場合は某記者サイトの言動に対して、小倉弁護士の場合は切込隊長のカミングアウトに対して。もちろん推測ですがね。
つまり、相手を批判する理屈より感情が先行していたわけで、こういう場合、理屈や論理というのはいつも有効という場合ではありません。
もっと正確に言うと、論理という道具自体に傷は無いのだけれど、それを扱う人間の方が偏りやすくなる。バイアスの陥穽に陥っちゃうわけで。


これはこの件における小倉弁護士に限ったことではなく、人が陥りやすい錯誤の好例ではないかなと思うんですわ。
その錯誤というのはつまり「私は○○にたいして不快感を感じる。であるならば、○○は論理的に間違っているに違いない」という奴。
経験的にいってそうであることのほうが多いでしょうが、どこまで行っても経験則であって、根拠なんざこれっぽっちもありはしないんですな、これって(笑)。
とはいえ、感情よりも理屈の方を先行させることができるかというと、それもまた難しい話で。
せめて「俺は今あれこれと理屈を捏ね回しているけれど、この根元の部分には感情が入り込んでいるのだ」という意識を常に働かせるよう、心がけていきたいものです。それがまた、バイアスに対する一番の対策にもなるでしょうしね。
付け加えると、相手に理屈の上では何の落ち度も無いことを認めた上で、それでもなお拭いきれない不快感を表明する。それでも十分な批判になり得るとも思うのです。



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posted by 旅烏 at 04:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月21日

Dawn of the dead stock

新古書店で商品を売る際、「えっ!? こんなに安いの!?」ってな感想を持ったことがある人、多いのではないかと思う。
そうなんだよなあ、安いんだよ、買取価格。

これに対しては、まあ、一応の弁明を行うことは出来る。
なんのことはない、デッドストックが凄いんだよ。本やCDに関しては売れる量よりも買い取る量のほうが多いんで、買取値を低く抑えないことには利益がうまれないのね。
例えばだけど、本の買取価格の最低値を50円に設定したら経営が成り立たなくなりますって言う店、少なくは無いのではないかと勝手に推測。

でもなあ、このままでいいのかな? とも思うわけですよ。
マーチャンダイズを放棄する代わりに出来るだけ手広く買取していくという方法論で新古書店は発展し、その末に今のデッドストック満載状態があるわけだけれども、本やCDに関しては売上の伸び悩みともあいまって、もう飽和状態にあるのではないかなと思ったりするわけですよ、新古書店的に。
「きれいだったらなんでも買いますよ」という方法論も限界が見えてきているのではないかな、と。
でもその代案があるかというと、それほど頭がいいわけじゃないんだ、俺は(笑)。

いや、ひとつ代案があるにはあって、その方向に向けて動いている会社というのも複数あるとは思うんだけども、これが、個人的に歓迎しかねるというかなんというか。
その代案というのが「古本やCDを切り離していき、他の業種、商材に活路を見出していく」というものなんだよね。
これを読んで「新古書店がなくなるんだ!」とちょっぴり喜んだ人、いやいや、そうも言ってられないんですって。本を読む人、音楽を聴く人の人口が少しばかり劇的に減少するかもしれないわけだから。これ以上潜在的なユーザー人口が減ったらどうするね? まあ長期的には確実に減ってはいくわけだけれど。人口も減るわけだし。
本当、どうしたらいいかね、このストックの山。なんかいい方法無いもんかなと思いつつ、毎日在庫と格闘しているわけです。
posted by 旅烏 at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月16日

新古書店員から見たブックオフの特徴

私は泣く子も漏らす新古書店員なわけであるけれども、ブックオフといえば業界最大手、憎きライバルである。もう、思いっきり競合店。強敵と書いて「とも」なんて読んでたまるかという仁義なき戦い。
で、新古書店員から見たブックオフの特徴を書いてみようかと思った次第。
ただし、これは私の見た範囲に限ったことなのでよろしく。ブックオフといえばフランチャイズ制で成功している企業であるので、各フランチャイズ企業内における方針の違いってのもあるはずだ。
まず強い点

・徹底した差込POP表示
 これは恐れ入る。私もポチポチと手作りして入るんだけれども、現場でフォローしようとすると凄い労力がいるわけですよ。これを企業規模でやっちゃってるのは凄いというか、羨ましい。

・店内、及び商品のクリンリネス(清潔さ)
 買い取った本を研磨している企業と研磨していない企業があると思うんだけれども、ブックオフはバリバリ研磨している企業。
 何度も売られてしまった本は研磨しすぎて本の高さが変わっちゃってるのはご愛嬌。

・挨拶、山びこ、マイクパフォーマンスの徹底
 これはフランチャイズ企業間で違いがありそうな気がするけどね(笑)。お客さんではこれを気にも留めていないという人も多いだろうけど、私は感心する。
 マクドナルドなんかでもそうなんだけれども、感心する点は廉売戦略ではなく挨拶等の基本教育の徹底ぶりなんだわな、これが。

・比較的安めの価格設定
 ただ、これはあくまで「比較的」なので、そう大きい差ではないと思う。


次、弱い点。というか、対抗できそうな点(笑)
・強いジャンル・弱いジャンルの偏り
 ブックオフが強いのは文芸書・文庫といった活字の本。これは中古商材の中でも粗利が稼げる商材でもあり、ブックオフが手ごわい点はここにある。
 反面、弱いのはゲーム・CD・DVDといった商材。これらは粗利という点から見ると書籍には遠く及ばないものの、額面的には大きく無視できるものではない。まして、本の売上が伸び悩んでいるという店も多い中(いや、新刊書店だけじゃなく、新古書店もそうなんですよ?)、これを狙わない手も無いだろう。

・高価買取の不在、もしくは買い取り価格上限が安いこと
 一般に、人気のあるコミックやらなんやらは通常の商品よりも買取価格が高く、またそれをアピールすることで商材の確保を狙ったりするのだけれど、ブックオフはこの点が弱い。買取価格が他店と比べて安いことも多く、店によってはそもそも高価買取がほとんど無かったりする。知名度や明るいイメージに多くを頼った商品収集能力を、お客さんへのアピールでいかに取り崩すことが出来るかがカギとなる。
 さらにこれを逆手にとって、ブックオフからめぼしい商品を購入することで棚のラインナップの貧困化を図るなんていう荒業もあるとかないとか。
 そうやって強化した商品力を利用してコーナー展開でも出来たら理想的なんだけども、そもそも新古書店では大掛かりなコーナー展開が難しいという難点もあったり(笑)。でもそこはなんとかするのです。うん。




とはいえ、やはり厳しい相手であることには変わりないのよね(笑)。
posted by 旅烏 at 03:05| Comment(2) | TrackBack(11) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レコード輸入権現状

取り上げるのが遅くなってしまいましたが、2月7日付でRIAJが還流防止措置対象リストを更新。こちらからどうぞ。
avexからの2タイトル(EXILEの“SINGLE BEST”と“SELECT BEST”)が受理済みとなりました。対象国は台湾、香港、シンガポールの三ヵ国。今後、この三ヵ国からの音源の輸入に遅滞が生じないかどうかが、さしあたって問題となります。
また、新たに申し立て予定に1タイトルが追加されました。ユニバーサルからのJ“Blast list -the best of-”がそれに当たります。はい、ユニバーサル様、輸入権行使ご案内。これで輸入権行使を申し立てた、もしくは申し立てる予定のレコード会社はユニバーサル、東芝EMI、日本クラウン、ソニー、ワーナー、エイベックスの6社に。次はポニーキャニオンあたりかねぇ?
posted by 旅烏 at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラーメン屋と素晴らしい接客と属性

京都に出かけて髪を切り、本屋によって、さっさと返ろうかと思ったのだけれどもなんか歩いているうちに気分が良くなり「もうちょっと歩いてみようか」ってな具合でございまして、歩いているうちに小腹も空いてきましたのでラーメン屋に入ったわけでございます。
で、ねぎラーメンを頼み煙草かなんかふかしているわけでございますが、奥に年配のお客さんが一人。
見ると、女の子の従業員が話しかけております。年の頃は10代後半から20代前半といったところ。私だったら10代である方に500円賭けますな。
聞き耳を立てていたわけではないんですが、会話が耳にはいってまいりまして。

店員「私、明日までなんですよ。就職が決まって」
客「それは寂しくなるねえ」
店員「(笑顔で)でも、お会いできてよかったです」

くぅぅ〜〜っ!
いい接客じゃないか。
泣かせるじゃないか、健気じゃないか。
そして何よりもかわいいじゃないか畜生!
神様、これも何かのお導きでしょうか。
この歳になるまで、自分に「ラーメン屋の店員属性」があろうとは夢にも思わなかったのです。
今までは眼鏡にも女子高生にもネコ耳にも巫女にも毅然とした態度を取り続ける、属性フリーな男を自負してきたというのに、これはいったいどういうことでしょうか。



過去、歯科助手やカーディガンについて熱く語ったこともあったが、それは属性に入るのでしょうか?
posted by 旅烏 at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グールド、ライバー、クロフツ等

「樽」F・W・クロフツ/ハヤカワミステリ文庫
「フラミンゴの微笑(上・下)」スティーヴン・ジェイ・グールド/ハヤカワ文庫NF
「霧の中の二剣士」フリッツ・ライバー/創元推理文庫
「風華のいる風景(1)」大井昌和/芳文社
「べたーふれんず」辻灯子/芳文社
「幻影博覧会(1)」冬目景/幻冬舎
「SFが読みたい! 2005年度版」早川書房
「確立と統計のパラドックス 生と死のサイコロ」スティーヴン・セン/青土社
「新・心理学の基礎知識」有斐閣

「新・心理学の基礎知識」は、34年ぶりの改訂決定版という売り文句に負けて購入。いつ読むのか、そもそも読むのかは不明(笑)。学生時代から使っている平凡社の心理学辞典はさすがに内容的に古い部分もあるだろうから、併用して読んでいけたらいいなぁと思ったんだけど、良く考えたら俺は学生でも研究職でもないのである。まあ、有斐閣へのお布施だと思えばいいか。
posted by 旅烏 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月14日

欝の魚

売れる奴はCDだ! 売れない奴は訓練されたCDだ! 本当、棚卸は地獄だぜ! ヒャッハーーッ!

…というわけで、CDの棚卸だったわけですが。
まあ、棚卸自体は順調に終わり、朝の9時までかかった前回よりも相当早く終わったわけですが、それでも朝の5時までかかったわけで、嗚呼、今日が公休で本当によかった……
CDを一枚一枚スキャンして数量を確定するわけですが、何枚か欲しいものも発見したりして嬉しかったりなんだったり。
1つの棚あたり400から600くらいのCDが放り込んであり、嗚呼、後何スパン残っていやがるんだこの野郎。
で、中古CDには、うちの会社独自のバーコードシールが貼ってあるわけですね。商品マスタによって一品一品バーコードが違って、アーティスト名と作品名と値段が一緒に印刷されているんですわ。


U2のアルバム“WAR”を見てみると、アーティスト名が「ユツ」、アルバム名が「ウオ」になっておりまして。
ユツでウオってなんやねん。いい加減にしろよ、当社商品部。
どんな魚だよ。アイルランド産かよ。外来魚かよ。指定外来生物かよ。ユツが琵琶湖本来の生態系に著しい影響を与えているのかよ。
蒲焼がおすすめです。
posted by 旅烏 at 19:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月03日

どなたかいい研究や調査を知りませんか?

こないだから考えているんだけども、いや、著作権の話。というか、マーケットの状態の話。
すっごく戯画化して表現すると

A「中古屋やレンタルや図書館のせいで売上落ちてるんだから、寺銭よこせ」
B「売れてないのはおもしろくねーからだろ」

という主張がそこかしこで見られるのは皆様ご存知の通り。
で、「(例えば)新刊書店は中古屋やレンタルや図書館のせいで痛手を受けている(もしくは受ける可能性が高い)」(書店に限らずレコード店でもゲーム屋さんでもOK)
もしくは「新刊書の売上不振はその他の要因によるものだ」
というのをきちんと検討した文章って見たことないな、と。
ここでいう「きちんと検討」というのは、理念的とかポリシーとか法的にどうたらいうのではなく、実際に売上のどのくらいが影響を受けているとか、著作権法を強化することでどのくらいの経済効果が見込まれるとか、そういう奴。
これは私も大いに反省せねばならないところなのだけれども、肝心のマーケットの現状分析やらなんやらがごっそり抜け落ちた形で、理念的、時に感情的な形で議論が進んじゃってるなあ、と。
これ、要するに斜陽産業をいかに立て直すかって議論でしょ? なら、数値的な検証を軽視しすぎてるかもな、と。寺銭取ってみたけど結果的に立ち直りませんでしたってなオチだったら、笑うに笑えないからねぇ。

蛇足だけれど、これが違法コピー・カジュアルコピーについての話だったら、まだ曲がりなりにも数値が示されてはいるんだよね。その信頼性はまた別の話。

てな感じで大いに反省した私は(自分で言う奴は大抵反省してないんだよ)、どこぞにいい研究や調査はないかと、悪い子を探すナマハゲのように探索中なのだけれど、これがなかなかみつからない。
くたばれ!さくらいのさくらいさんからこれを教えてもらったんだけれど、どうも杜撰さが目に付いちゃうんだよね。特にこれ(関係ないけど、これってレコード輸入権が通過した国会で一緒に提出されてた奴だよな。レコードのほうに目が行って全然気にしてなかった)。
でも、俺が知らないだけでもっときちんとした研究・調査はあると思うんですよ。うん。例えば、The Trembling of a Leafさんでこないだ紹介してたこれとか。
さらに言うと、個々の調査・研究ではその方法にケチの付け所があったとしても、様々な(ここ重要)調査・研究で似たような結果・結論が出ていれば、ちったあ信頼性も高まるというもの。
そこで、このエントリをご覧の皆さんにお願いがあるんですが。

どんなのでも良いからなにか「中古屋・レンタル・図書館等がマーケットに与える影響」について扱った調査・研究をご存知でしたら教えていただけないでしょうか?
これを片付けないと、議論が先に進まないような気がするんですよ、どうも。
posted by 旅烏 at 23:55| Comment(16) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

復刊されたサンリオ

久々に2ちゃんのSF板見てたら、復刊されたサンリオSF文庫をリストアップしている人がいて「へえーー」と感心したのでここにも載っけてみる。元々のスレはこちら。★☆★ サンリオSF文庫 ★☆★SF文庫データベースで、サンリオのラインナップなんかも見れるので、お好きな方は是非。


「時間のかかる彫刻」(「スタージョンは健在なり」)シオドア・スタージョン/創元SF文庫
「妻という名の魔女たち」フリッツ・ライバー/創元SF文庫
「ロカノンの世界」アーシュラ・K・ル・グィン/ハヤカワ文庫SF
「辺境の惑星」同上
「幻影の都市」同上
「夜の言葉」ル・グィン/岩波同時代ライブラリー
「虚空の眼」フィリップ・K・ディック/創元SF文庫
「ライズ民間警察機構」(「テレポートされざる者」)同上
「あなたをつくります」(「あなたを合成します」)同上
「暗闇のスキャナー」同上
「ヴァリス」同上
「聖なる侵入」同上
「アルファ系衛星の氏族たち」同上
「死の迷路」(「死の迷宮」)同上
「ティモシー・アーチャーの転生」同上
「アルベマス」同上
「ドクター・ブラッドマネー」(「ブラッドマネー博士」)同上
「流れよわが涙、と警官は言った」(「流れよ我が涙、と警官は言った」)ディック/ハヤカワ文庫SF
「パーキー・パットの日々」「時間飛行士へのささやかな贈り物」「ゴールデン・マン」「まだ人間じゃない」(「ザ・ベスト・オブ・ディック1〜4」)同上
「口に出せない習慣、不自然な行為」ドナルド・バーセルミ/彩流社
「罪深き愉しみ」同上
「アマチュアたち」同上
「競売ナンバー49の叫び」トマス・ピンチョン/筑摩書房
「逆転世界」クリストファー・プリースト/創元SF文庫
「バトルフィールド・アース1〜6」L・ロン・ハバード/世界社
「老いたる霊長類の星への賛歌」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/ハヤカワ文庫SF
「パヴァーヌ」キース・ロバーツ/扶桑社
「ノヴァ急報」ウィリアム・S・バロウズ/ペヨトル工房
「キリマンジャロ・マシーン」「歌おう、感電するほどの喜びを!」(「ブラッドベリは歌う」)レイ・ブラッドベリ/ハヤカワSF文庫
「ザ・ベスト・オブ・サキ」サキ/ちくま文庫
「ザ・ベスト・オブ・サキ2」サキ/ちくま文庫
「ナボコフの1ダース」ウラジミール・ナボコフ/ちくま文庫
「ラーオ博士のサーカス」チャールズ・G・フィニィ/ちくま文庫
「スリランカから世界を眺めて」アーサー・C・クラーク/ハヤカワ文庫NF
「夢幻会社」J・G・バラード/創元SF文庫
「ザ・ベスト・オブ・J・G・バラード」バラード/ちくま文庫
「沈黙の声」トム・リーミィ/ちくま文庫
「夢の蛇」ヴォンダ・N・マッキンタイア/ハヤカワ文庫SF
「殉教者聖ペテロの会」ジョン・ソール/創元推理文庫
「解放された世界」H・G・ウエルズ/岩波文庫


以上。括弧内はサンリオで出された時のタイトルね。ちなみに「サンリオで刊行予定だったけれども刊行されず、後に他の出版社からでた」ってのも存在します。えーと、ムアコックの「グロリアーナ」に、ディックの「去年を待ちながら」に、他になにがあったっけか?
上記に挙げたタイトルでは「夢幻会社」「夢の蛇」「逆転世界」「暗闇のスキャナー」「流れよわが涙、と警官は言った」「老いたる霊長類の星への賛歌」「夜の言葉」あたりが個人的にオールタイム・ベスト級の作品(「夜の言葉」は評論ですが)。もちろん、全部読破しているわけじゃないのであしからず。
しっかし、有名な作品でも案外復刊されていなかったりするのね。トム・リーミィの「サンディエゴ・ライトフット・スー」は復刊の予定があったはずなんだけど立ち消え。「沈黙の声」が売れなかったんだろうなあ。「ノヴァ急報」出したペヨトル工房にいたっては潰れてしまったし。いや、ペヨトル工房の本って映画化もされたバラードの「クラッシュ」しか持ってなかったけど(小説は傑作でした。映画はまあなんというか、これ以来クローネンバーグ作品に興味がなくなったんですが)。
ケイト・ウィルヘルム、マイクル・コニィ、ボブ・ショウなんかはサンリオ沈没以降、そもそも作品を読めない作家となってしまっているので、是非復刊して欲しいところですな。あと、レムコレクションを刊行中の国書刊行会にもどうか「天の声」「浴槽で発見された手記」も救い出してもらって(「枯草熱」は復刊予定とのこと。というか、ハヤカワから出てるレムの作品もその多くが入手困難だったりするので、ぜひがんばって欲しいっす)。
あと、同じく国書から「アジアの岸辺」がでたトマス・M・ディッシュも是非。傑作と名高い作品が残らずサンリオと道連れになってるのよね(笑)。


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posted by 旅烏 at 02:58| Comment(19) | TrackBack(5) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月01日

ジェネレーションギャップを楽しむ

最近、若いスタッフとの間でジェネレーションギャップを感じることが多く、非常に楽しい。
いや、本当カルチャーショックというか、聞いたことも無い単語を耳にしてただ戸惑うしかない若者の前で、懐古趣味に浸りニヤニヤ笑うおっさんが数人、という図。非常に楽しい。
いや、今の二十代前半の人は「ナイトライダー」も「特攻野郎Aチーム」も「冒険野郎マクガイバー」も、ましてや「アーノルド坊やは人気者」も「白バイ野郎ジョン&パンチ」も「こちらブルームーン探偵社」も「アメリカンヒーロー」も知らないのである。
街中でおもむろにスーパー追跡モードを宣言して中腰で走り回ったり、「オッス! オラ悟空! メカの天才だ! 大統領でもぶん殴ってみせるぜ……」と言っても何をやっているのかわからないのである。やっほう。
posted by 旅烏 at 20:38| Comment(4) | TrackBack(7) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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