2005年04月04日

ユリイカなど

Amazonで買いましたよ。

「るくるく(4)」あさりよしとお/講談社
「カンブリア紀の怪物たち」サイモン・コンウェイ・モリス/講談社現代新書
「がんばれカミナリ竜(上・下)」スティーブン・ジェイ・グールド/早川書房
ユリイカ4月号:ブログ作法


サイモン・コンウェイ・モリスの本はグールドが「ワンダフルライフ」で広めたエディアカラ動物群の話。グールドとは意見を異にするところも多い人だそうなので、今から読むのが楽しみ。
エディアカラ動物群といわれてもピンとこない人は、「アノマロカリス」でレッツ検索。
posted by 旅烏 at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ユリイカ買っちゃったよ 或いは文化と商売

ユリイカ買っちゃったよ。
一部で話題になっているユリイカ4月号:特集・ブログ作法って奴。

ユリイカは詩と批評の雑誌だそうで、詩にも批評にも現代思想にも社会学にも興味がない(というかむしろ苦手)私にとっては当然のように名前しか知らない雑誌であった。
それなのに何故買ったかというと、ブログというシステムや現象に興味があったからではもちろんなく、なんか、当ブログが紹介されているらしいとどこかで読んだからであり、つまり、「『万来堂書店』って活字に印刷されてるよ! いやっほーい!」というミーハー根性以外の何物でもない。

というわけでよだれを流しながらめくっていくと、雑誌の後ろの方に掲載されている「ブログガイド100@2005」で、Copy & Copyright Diaryの末廣さんが当ブログを紹介してくれていた。末廣さん、過ぎたお言葉をいただきましてありがとうございます。

しかし、それでもページビューは普段と全く変わらないあたり、さすがユリイカ。

しかし中には、ユリイカを見てお越しいただいた方もいらっしゃるだろう。ガッカリした方も多いんではなかろうか。
ええと、著作権関係のエントリは「中古規制」と「音楽業界の動向」という二つのカテゴリに放り込んでありますよ、と。

というか、「著作権関係のエントリ」というのも自分ではしっくり来なかったりする。
特に最近その傾向が強いと思うのだけれども、私は著作権の話というよりも商売の話をしていることのほうが多いのだな。うん。
であるから、著作権について商売の側面から考えることのない人の意見とは、どうもかみ合わない。そりゃまあ、著作権って文化保護なんだろうけどさあ、文化って著作物に限ったことじゃないしなぁ。
じゃあなんで「著作物」だけ法律で保護してるか(他にも文化の一翼を担うものはたくさんあるのに!!)ってぇと、そうしないと「著作物」にかかわる・「著作物」を扱うという行為が商売にならないからでしょ、なんていう風に思ってしまうわけだ。ちなみに私は法律に関してはズブの素人であるのでそこのところよろしく。
つまり、著作権と一言で言っても、「私たちの文化を守ろう」という側面と「私たちの商売を守ろう」という側面があるわけでさ。
昨年問題になったレコード輸入権や貸与権、これから問題になるであろう中古規制や展示権、公貸権、版面権、保護期間の見直しなんてのは、間違いなく「文化保護」ではなく「商売保護」の側面で語られるべきじゃないかな、などと。というかね、「文化保護」の側面から語りたがる人が多すぎるような漠然とした印象があるんですよ。
というわけで、商売の側面から見た著作権あれこれの語りなおしってのを希望いたします。詳しくてやる気のある人、誰かやってくれ。
posted by 旅烏 at 14:02| Comment(10) | TrackBack(11) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

買いたい本覚書

銀河通信さんが注目の新刊を紹介するコンテンツを更新停止して以来、買いたい新刊に目星をつけるのが億劫になってしまった。ので、忘れないように買いたい本の覚書でも書いておこうと思う。もう完全に俺専用のメモ。

ジョージ・R・R・マーティンの連作短編集「タフの箱舟」が2ヶ月連続で刊行予定(全2巻)。昨年はグダグダのラインナップであったハヤカワ文庫SFレーベル。「SFが読みたい! 2005年度版」においては、自社から出しているガイドブックであるにもかかわらず14位に一作品滑り込ませるのがやっとという快挙も達成したわけだけれど、今年に入ってからはソウヤーの「ホミニッド」刊行、そして4月5月とこのマーティン作品。復調の気配だといいなあ。

同じくハヤカワ文庫、JAレーベルからは5月に谷甲州の短編集「星空の二人」刊行予定。名短編集であった「星は、昴」みたいな素敵な本でありますように。

単行本では「ハリガネムシ」の吉村萬壱が新作「バースト・ゾーン」を刊行するという珍事が発生。どうした、早川書房。文学賞でも狙っているのか。

東京創元社、文庫ではエドモント・ハミルトンの「反対進化」が刊行済みなので今度買いに行こう。4月に刊行予定のフリッツ・ライバー「妖魔と二剣士」はファファード・アンド・グレイマウザーの4冊目。義務のように購入いたします。ていうか義務だろ。
同社の海外文学セレクションではバリ・ライの「インド式マリッジ・ブルー」が気になる。いつ出るんだろう? 同じくインド系の作家であるジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」はどうも肌に合わなかったんだけど、これは楽しめるかしら。

posted by 旅烏 at 10:35| Comment(18) | TrackBack(10) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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