2005年05月31日

“Be”COMMON

前作“Electric Circus”以来三年ぶりとなる6作目。2曲をJAY DEEがプロデュースしているものの、ほぼ全篇KANYE WESTの手によるといっていいほどのアルバム。前作が実験的な内容だっただけに、その延長線上を期待していた人には物足りないと思うけれども、ソウルフルでオーガニックな曲調で固められていて、それがCOMMONが元々持っている内省的な雰囲気をさらにひきたてているような印象。
年齢を重ねたCOMMONがもう一回傑作である2ndアルバム“Resurrection”を作ったら、こんな感じになりましたみたいな感じ。貫禄の良盤だと思う。
posted by 旅烏 at 01:10| Comment(18) | TrackBack(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

古物営業法のスキマ

なんかもうみんなそろって著作権著作権とかまびすかしい今日この頃、新古書店絡みでも著作権著作権であり、古物営業法は云々されることが少なかったりする。
買取の際には住所氏名等を記載してもらうわけだけれども、これ、個人情報保護法のこともあるのだろうが、嫌がる人も結構いる。

法律上はどうなっているかというと、買取金額が1万円以上の場合、または自動二輪・原付・ゲームソフトを買い取る場合には相手の住所氏名年齢を「確認」しなければならない(つまり、書いてもらうだけじゃだめってこった)。古物営業法についてはこちらをどうぞ。ちなみに国家公安委員会規則の一部を引用すると。

(確認等の義務を免除する古物等)
第十六条
 法第十五条第二項第一号の国家公安委員会規則で定める金額は、一万円とする。
2 法第十五条第二項第一号の国家公安委員会規則で定める古物は、次の各号に該当する古物とする。
一 自動二輪車及び原動機付自転車(これらの部分品(ねじ、ボルト、ナット、コードその他のはん用性の部分品を除く。)を含む。)
二 専ら家庭用コンピュータゲームに用いられるプログラムを記録した物



ちょっとわかりにくいが、16条2項に上げられている商品を買い取るときは1万円未満でも確認とってね、ということ。


もうひとつ誤解の無いように書いておくと、自主的にもっと厳しい基準で買取やってるところの方が多いと思うので、免許証の提示とか要求されても嫌がらないでね。お願い。
というか、そういう人からも買い取らなきゃならない義務は別に無いんだけどな(笑)。


さらに各都道府県の条例によって、さらに細かく決まっていたりする。嗚呼、ややこしい。
で、色々検索していたのだけれど、こんなのが引っかかった。ちょっと古めの文章になっちゃうけれども、なんと三洋堂書店の社内報ですよ(笑)。
ちょっと引用すると

現在、私どもが取組んでいるのは、古物営業法の根本的な改訂です。書籍や雑誌をバイクやパソコンソフトと同等に扱ってもらえないか?。この施行規則に書籍や雑誌を加えてもらえれば、たとえ1万円以下であっても身分証明書の提示義務が必要となる、古物商は帳簿への記載を行わざるをえなくなります。


いいなあ、それ。この社内報の中においても「新古書店は盗品の持込を歓迎している」みたいなバイアスがかかっているのは気に入らないが(「記載を行わざるをえなくなる」って表現はいただけないよなあ(苦笑))、大部分の新古書店員は盗品の持込を嫌っているのだ。
ただ、自主的にどんな買取でも身分証の確認を行っている店ってのも知っている。でも、そこの店でも盗品の持込が防げているわけではないんだよな、残念だが。
もう一つついでに書いておくと

 北海道の条例では、「青少年から古物等を買い受け、若しくは古物等の販売の委託を受け、又は青少年と古物等を交換してはならない」となっています。古物営業法上は認められていることが、条例では規制されています。しかし岐阜県では「書籍を除く」、愛知県では「書籍及び雑誌を除く」となっています。この岐阜や愛知にあるような除外規定を無くせないか。また、親の承諾を確認するために、その場で電話して確認を取り、OKであれば買い取るようなオペレーションにできないか。


電話確認だけでは盗品の持ち込みは防げない。というか、ウチの店は自主的にそれやってるけどさ、実際防げてないよ、残念なことに。
最近は携帯のみで固定電話なしって言う世帯も増えてるんだから、口裏合わせて友達の携帯番号教えられて、それで打つ手無しですよ。しまいにはその電話確認自体が親に煩がられてクレームになりかけたりする始末だ。

というかね、他にも色々と、法律や条令の先を行く形で色々対策してるんですがね(同じ商品の二度目の持ち込みは断るとかね)、それでも防げないというのが現状なんだわ。
色々と問題があるのは承知しているけれど、こと盗難に関していうと「さっさとタグを導入してくれ!!」というのが正直なところ。
posted by 旅烏 at 00:13| Comment(8) | TrackBack(2) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

『星の王子さま』新訳騒動

Copy & Copyright Diaryさんのブックマークを眺めていたら、面白いニュースがあった。

asahi.com:新訳「星の王子さま」続々 岩波版半世紀、独占権が消滅

記事の内容を要約すると、ベストセラー「星の王子さま」の著作権が今年1月で切れたんで岩波が持ってた翻訳独占権も切れました。だから各社こぞって新訳版で本を出すんだけども「『星の王子さま』というタイトルは翻訳者が考えたんだから使うな」と翻訳者の遺族が怒ってますよ、という話。


翻訳者の内藤濯(ないとう あろう)氏は1883年生まれ。1977年に亡くなっている。
だから翻訳作品としての著作権は切れていない。言い換えると、内藤濯訳の「星の王子さま」をそのまま利用してはダメ。
しかし、記事によるとタイトルにまで著作権は及ばないそうで(「新聞の見出しには著作権は無い」ってな感じかね? よくわからんが)、著作権について法廷で争うのはむずかしかろう、と。


原題とかけ離れた邦題をつけるってのは、メディアを問わず日常茶飯事なわけで。内藤氏の遺族の言い分が通っちゃったりしたら、出版社は困っちゃうだろうなぁ。迂闊に普通の新訳版も出せなくなっちまう。


関係ないけど「2001年宇宙の旅」と「宇宙のオデッセイ2001」ってのを思い出した(笑)。
あと「幼年期の終り」と「地球幼年期の終わり」ね。
posted by 旅烏 at 22:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冷たい○の中

何を今更ですが、一応クリップ。

ファイト!★HIGHWAY61

有線で最初聞いたときはビックリした(笑)。
posted by 旅烏 at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OUTSKIRTS THE'UNOFFICIAL'LOST OUTKAST REMIXES

というわけで、FLOYD THE LOCSMIFによるOUTKASTのリミックス集。
OUTKASTの二人の許諾は得ているけど彼らの正規の音源ではないそうだ。
その判断は正解かもしれない。ひどい出来だわ、これ。
トラックの出来云々以前に、コード進行とか丸っきり無視していて、聞くに堪えない曲が多い。MS JACKSONとかJAZZY BELLとかSTOREY TELLIN'とかはもう無惨なことになっているし。
数曲だけかっこいい曲もあったんだけど、一番かっこよかったのはイントロだったわ(苦笑)。
PS2の「機動戦士ガンダム 一年戦争」を発売日に買ってしまっても文句ひとつ書かない俺でしたが、これはひどすぎるわ。こんなんが2500円もしやがる。車検前なのに大損ですよ、もう。
posted by 旅烏 at 21:12| Comment(1) | TrackBack(5) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

COMMON等

“Be”COMMON
“Monkey Business”BLACK EYED PEAS
“OUTSKIRTS The Unofficial Lost Outkast Remixes”FLOYD THE LOCSMIF/OUTKAST
“Classic”LIVING LEGENDS
“Breakthrough”BREAKTHROUGH
posted by 旅烏 at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入したCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やまむらはじめ、谷甲州

「蒼のサンクトゥス(2)」やまむらはじめ/集英社
「星空の二人」谷甲州/ハヤカワ文庫JA
posted by 旅烏 at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月25日

ドクター・ブラッドマネー

「ドクター・ブラッドマネー」(フィリップ・K・ディック/創元SF文庫)ようやく読了。
永らく絶版となっていたディックの長編、待望の新訳版再発。
後半の怒涛の展開、個人の主観が現実を侵食していくあたりはまさにディックの真骨頂。巻末の解説ではディックらしくない異色作という評価がなされているけれども、人工衛星上のディスクジョッキーとか(アルベマスを思い出すね)、泥臭い人間性賛美とか、展開が進むに従って他のディック作品にも見られるような要素が色濃くなってくる。非常に楽しめたですよ。
posted by 旅烏 at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2つほどクリップを

遅まきながら2つほど、自分のためにクリップ。

Library & Copyrightさんによると、文字・活字文化振興法案の要綱案が明らかになったとのこと。気になっていた版面権や再販制度の維持に関しては要綱案には盛り込まれていない。しかし、それは骨子案の段階でも同様だったわけで、気になる法案であることには変わりない。また返事の来ない問い合わせでもしてみようか。ちょいと文面を変えてみてさ。要は文字活字議連の議員たちが版面権や再販制度に対してどのような考えを持っているかということだよな。

で、同じくLibrary & Copyrightさん経由落葉のささやきさんによると、作家の室井佑月氏が「図書館は敵だ」みたいな発言をしたそうで、まあなんつうか、室井氏の発言にはデーブ・スペクター氏の発言と同じくらいの重みがあるだろうから、発言自体はさほど気にならないんだけども(笑)

しかしさ、上記の文字・活字文化振興法案というのは図書館の整備というのを大きく謳っているわけで、図書館を嫌っている人たちにとってはこの法案って、どのように映っているんだろうね? 素朴な疑問だけど。
posted by 旅烏 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月21日

ALKMANにおけるSUIKEN

いや、いままさにSUIKENのシングル“ALKMAN”を聞きながら書いている。いや、かっこいいよな、この曲。
少し前に聞きなおしたときに強く思ったのだけれど、この曲のSUIKENってTWIGYの影響が感じられるような。とくに3rd verse。
SUIKENのアルバムは持っていないのでそんなにこの人の曲をたくさん聞いているわけではないのだけれど、他の曲を聞いてそう感じたことは無かったので「へー」と思った次第。もちろんこれは真似とかそういう話じゃなくて、この曲では日本語で歌う様にラップするというスタイルをとっていることの影響なんだろうけど。逆に言うと、そのスタイルの雛形の一つにTWIGYのスタイルがあるということなんだろうか?
ま、どうでもいい話ではあるな。
posted by 旅烏 at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月20日

数字をもてあそんでみた

新古書店大手三社の売上前年比を取り上げたこちらのエントリに色んなところからリンクをいただいたようで、ありがたい話でございます。
アクセス解析から辿れる限りで、どのリンク先も面白く読ませていただいたのだけれど、何箇所か私からするとちょっと残念な取り上げ方をしていただいているところもあったりしてですな。
いや、なんか1点あたりの原価率のみで話を進めている人が何人かいらっしゃったのよね。もっとざっくり言うと「○○円で買ったものを△△円で売っているんだから、儲かっていると思う」といった具合で。
私としては、この機会に是非もうちょっと違った側面から売上と買取価格の関係を考えてもらえると、とても嬉しい。
ここは是非、売上金額全体と買取金額全体の割合で見ていただきたいのですよ、お嬢さん方。


一般に、新古書店というのは売り上げた本の冊数よりも多くの本を買い取っている。これはなかなか望んだ通りには商品を確保することが出来ない新古書店にとっては、棚のラインナップを質的に保つために非常に重要なことだ。わかりやすく言うとあれだ、たくさんの種類の本を棚に並べた方が売上は上がると思いません?
そうすると売れ残った分の在庫はどうやって処理しているんだという話になるんだけれど、それは各社それぞれ企業秘密だから私は知らん(笑)。ただ、よく言われるブックオフの100円コーナーというのは、増えすぎた在庫を調整するという役割が大きいってことは覚えて置いて損は無い。まあ、得もしないだろうけど。

ええと話が逸れましたな。
つまり、実際に売ることの出来た冊数よりもちょっぴり(店によっては遙かに)多くの冊数を買い取っているわけだ(その名を人呼んで在庫リスク)。だから、1点あたりの買取価格と販売価格のみに着目して「新古書店って儲けてるんじゃないの?」というのは、はっきり言うとあまり意味が無い。出版社の利益を語る際に返品率を丸っきり無視してしまうのと同じくらい意味が無いんだわ(笑)。


というわけで、今日の休み時間に、ウチの店に当てはめてあてにならない試算をしてみた。
いや、1点あたりの買い取り価格の最低値が50円になったら、ウチの荒利率ってどのくらい変化しちゃうのかなーって思ったんだよ。もちろん、ざっくりとした計算しかしていないけれども。
実際の店の荒利率やその他の詳しい数字をここで全世界に向けて漏洩する気はさらさらないので、詳しい数字は一切出せないけどさ。


さて、「当店では今まで○○円で買い取っていた本を50円で買取いたします!!」と高らかに宣言した場合、ウチの店(の古本部門)の荒利率は、約20ポイント悪化することがわかった。
つまり2割悪化。
きっついなー、これ(笑)。
もちろん、これはウチの店のデータを元にしたものだから一般性があるとはとても言えないんだけどね。でも2割も悪化するとは思っていなかったんで、我ながらちょっとビックリですよ。
posted by 旅烏 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月18日

NO FURIGANA

常連のお客さんに外国人さんが何人かいらっしゃいまして、いつも何人か連れで来店し、店内でなにやら楽しそうに談笑しているわけでございます。
英会話なんぞ出来ませんので、何を言っているのかはさっぱりですが、時折単語だけが耳に飛び込んでくるなんてこともありまして。


さて、今日は数回「ノー・フリガナ」という単語が聞こえてまいります。想像するに、日本のマンガを振り仮名無しで読めるかどうかといった話なんでしょう。棚に差してある本を指差しながら、実に楽しそうに話しております。うんうん。

チョビッツ

まて、いまなんつった。
より正確には前のほうにアクセントを置いて

ちょびっツ

つったな。うん。
そのあとちょっと誇らしげに

ノー・フリガナ

うんうん。そうかそうか。
つまりあなたは今、連れのお友達に
「私はちょびっツを振り仮名無しで読むことが出来ます」と自慢したわけだね。うん。


いや、うん。いいんだけどさ。
涙ぐんでなんかいないよ?
posted by 旅烏 at 01:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月17日

ふじのはるか、ライバーなど

「派遣社員 松島喜久治(6)」ふじのはるか/芳文社
「ハルコビヨリ(2)」小坂俊史/竹書房
「馬なり1ハロン劇場(21)」よしだみほ/双葉社
「妖魔と二剣士」フリッツ・ライバー/創元推理文庫
「ヴィーナス・プラスX」シオドア・スタージョン/国書刊行会
「心の仕組み(上・中・下)」スティーブン・ピンカー/NHKブックス


あー、松島喜久治、おもしれーなー、畜生!
ひらのあゆとふじのはるかは私的に4コママンガのツートップですよ、おもしれー。

posted by 旅烏 at 23:23| Comment(3) | TrackBack(1) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

ゆうきまさみ、古川日出男など

「鉄腕バーディー(1〜8)」ゆうきまさみ/小学館
「ういういdays(2)」犬上すくね/竹書房
「ちとせげっちゅ!!(2)」真島悦也/竹書房
「夫婦な生活(7)」おーはしるい/芳文社
「エリ・エリ」平谷美樹/ハルキ文庫
「リアルヘヴンへようこそ」牧野修/角川文庫
「タフの箱舟1 禍つ星」ジョージ・R・R・マーティン/ハヤカワ文庫SF
「トリポッド4 凱歌」ジョン・クリストファー/同上
「ベルカ、吠えないのか?」古川日出男/文藝春秋
「オルタード・カーボン」リチャード・モーガン/アスペクト

とりあえず、「フィリップ・K・ディック賞受賞!」という、さほど効果がなさそうな売り文句を帯にのっけてる「オルタード・カーボン」に乾杯。
posted by 旅烏 at 23:34| Comment(1) | TrackBack(5) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月14日

投資家様向けIR情報(笑)

出版者の人や新刊書店の人から見ると、うちら新古書店ってガンガン儲かっててフリーライダーでウハウハに見えるらしいんだが、働けど働けどわが暮らし楽にならず、じっと手を見たら生命線が短かったりするわけである。
うちら本当に儲かってますか? 生活、潤ってますか?
というわけで、新古書店の大手三社のIR情報を覗いてみた。投資家様必見(笑)。

まずこちらがブックオフ。2004年4月から2005年3月まででみると、直営既存店で103%、直営店全体で112%。FC既存店や関係会社既存店が前年割れしているところが、なんとも身につまされるところである。

続いてこちらがブックマーケット。2004年7月から2005年4月までで既存店102%、合計107%。ちなみに、ここは最近2ndストリートという、家具・古着等を扱う中古屋に精を出している。言い方を変えると著作物から足を洗おうとしているのかも(笑・いや、案外笑い事じゃないんだが、これが)。

最後にこちらが古本市場。2004年3月から2005年2月までで既存店105%、全体116%。ここは最近インターネットカフェに色気を出しているらしい(笑)。


うーむ。こうやって見ると儲けているように見えなくも無いね。生活は楽にならないが。
で、ジュンク堂書店やブックファーストや紀伊国屋のIR情報も見てみたい誘惑に駆られたのだけれど、詳しいのが見つからなかったのでやめた(笑)。


というわけで、この話のオチは「大手だけ見ると新刊書店も新古書店も儲かってるように見えるんじゃないの?」ということだったりする。
実は両業界とも店舗の大型化・寡占化が進んでいるというだけだったりしてな(笑)。
ちなみに、新古書のマーケットも数年後にはマイナスに転じるだろうという予想が業界内でもなされていることは、以前にも書いたとおり。
当然ながら、上に挙げた売上の数字は古本だけじゃなく売ってる商品全部ひっくるめた数字ね(まあ、書籍のみの情報が見つからなかったってだけなんだが(笑))。
ついでにいうと、ウチの店は先月、書籍の売上が前年割れしちゃったわけだけれど、このことをこれ以上追求すると泣きだしますので。いや、おじさんも色々大変なんですのよ。
posted by 旅烏 at 02:53| Comment(136) | TrackBack(10) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全巻そろわないのだ

新古書店ってのは、なかなかに棚に全巻そろわないのだ。うむ。
というわけで、本日は車で片道一時間かけて近隣店をまわり、コミックの抜けている巻の補充を譲ってもらいに奔走であります。いや、おじさんはがんばっているぞ。

まあ、それでもなかなかそろわないわけだけれども。うむ。
つーわけで、最近競合店ができまくって、なかなかにおじさんは大変なのである。
posted by 旅烏 at 01:26| Comment(17) | TrackBack(5) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月10日

ようやくGWが終わった

ようやくGWが終わった。
まあね、GWだから忙しかったわけですよ。そもそもPCも立ち上げずに家に帰ったら速攻で就寝する感じの。
売上自体は悪くなかったんですが、色々ありましたなぁ……
以下、出来事羅列


・バイトが3日間突然欠勤

・別のバイトさんの親御さんが倒れる

・店内で原因不明の糞臭

・酔っ払ったチ○○ラが店内で怒鳴り散らす

・店長が二日連続で倒れる(高血圧らしい)

・小学生のお客さんから「なあ、おじちゃん」と連呼される

・おごるつもりでバイト二人と入ったレストランが思ったより高かったけど、今更引くに引けず(3人で5000円オーバー)

・ふと気がつくと人気コミック数冊盗難済み

・今日はこれから臨時で出勤

・「結界師」買ってみたら面白かった

・「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」1巻発売


つまり、私は断固としておじさんではないわけです。
と、いうわけで今日から職場もサイトも通常営業になるといいなあ。
posted by 旅烏 at 14:59| Comment(9) | TrackBack(12) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。