うちら本当に儲かってますか? 生活、潤ってますか?
というわけで、新古書店の大手三社のIR情報を覗いてみた。投資家様必見(笑)。
まずこちらがブックオフ。2004年4月から2005年3月まででみると、直営既存店で103%、直営店全体で112%。FC既存店や関係会社既存店が前年割れしているところが、なんとも身につまされるところである。
続いてこちらがブックマーケット。2004年7月から2005年4月までで既存店102%、合計107%。ちなみに、ここは最近2ndストリートという、家具・古着等を扱う中古屋に精を出している。言い方を変えると著作物から足を洗おうとしているのかも(笑・いや、案外笑い事じゃないんだが、これが)。
最後にこちらが古本市場。2004年3月から2005年2月までで既存店105%、全体116%。ここは最近インターネットカフェに色気を出しているらしい(笑)。
うーむ。こうやって見ると儲けているように見えなくも無いね。生活は楽にならないが。
で、ジュンク堂書店やブックファーストや紀伊国屋のIR情報も見てみたい誘惑に駆られたのだけれど、詳しいのが見つからなかったのでやめた(笑)。
というわけで、この話のオチは「大手だけ見ると新刊書店も新古書店も儲かってるように見えるんじゃないの?」ということだったりする。
実は両業界とも店舗の大型化・寡占化が進んでいるというだけだったりしてな(笑)。
ちなみに、新古書のマーケットも数年後にはマイナスに転じるだろうという予想が業界内でもなされていることは、以前にも書いたとおり。
当然ながら、上に挙げた売上の数字は古本だけじゃなく売ってる商品全部ひっくるめた数字ね(まあ、書籍のみの情報が見つからなかったってだけなんだが(笑))。
ついでにいうと、ウチの店は先月、書籍の売上が前年割れしちゃったわけだけれど、このことをこれ以上追求すると泣きだしますので。いや、おじさんも色々大変なんですのよ。