2005年09月25日

私的録音録画補償金のパブコメだしたよ

つーわけで、私的録音録画補償金の見直しについてのパブコメだしたよ。
こちらがその意見募集のページ。
出した意見を要約すると、「ハードディスク内蔵型録音機器へ課金するって、どのくらい利益が害されているとか、そもそも利益が害されるような利用が主流なのかどうかとか、そういった調査抜きに経済活動にちょっかいだすんじゃねえよ。大体、委員会だって両論併記で終わってるんだからな」てなところ。
で、こちらのページの最後の方にちょろっと

また,審議会で仮に結論が出なかった場合でも,それを理由として行政としての判断を先送りすべきではないとの意見(があった)


とか書いてあるのが、いざとなったらこれを言い訳に強行しちゃうぞという気満々でむかつく。ふざけんじゃねえよ。そうやって、レコード輸入権も強引に設立されちゃったのよね。こっちはそこまでちゃんと見てるからな。


……と、いちおうここまでパブリックコメントには織り込んで送ったですわ(笑)。さすがに「むかつく」とは書かなかったけど。今は長文書く気力がないので簡潔に。
冷静に意見を送るのもいいと思うけれど、俺みたいに毒づいてもいいような気がする。中身空っぽの組織票よりはなんぼかましでしょ(笑)。
posted by 旅烏 at 13:15| Comment(18) | TrackBack(5) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月24日

JASRAC向けコピペ

試される。さんにて、コピペ募集中。
以下、コピペ

●JASRAC 御中──
 iPod 等のハードディスク内蔵録音機器により
 いかなる「経済的損失」を権利者に与えることとなるのか、
 きちんとした説明をしてください。

 先日、 JASRAC は「私的録音録画補償金制度をご存知ですか?」と題する見解を公表しました。しかしこれは文化審議会著作権分科会法制問題小委員会における議論や電子情報技術産業協会 (JEITA) の主張を一方的に誹謗中傷するものであり、また我々のようなエンドユーザーの疑問に対しても正面から答える内容とは全くなっていません。
 特に、著作権法 30条 による権利制限で私的複製には及ばないとされる「複製権」や、 iPod 等のハードディスク内蔵型録音機器等には未だ課せられていない「補償金」を“根拠”に「不利益」を主張するのは、「誤った認識」であり「誤った議論」と言わざるを得ません。私的録音録画補償金に係る議論を行なう際には、権利者の「経済的利益」と利用者の「公正な利用」とのバランスを意識して論じるべきなのです。権利者には「本来」複製権がある筈──というのはバランスを欠いた考え方です(現行著作権法には起草された時点から権利制限規定があり、これを前提として複製権が設定されているのですから)。
 すなわち iPod 等のハードディスク内蔵型録音機器等により、権利者にとって どのような「不利益」が生じるのか、 JASRAC はそれを説明する必要があります。この「不利益」が大きなものであると認められなければ、 iPod 等に「補償金」を課す必要は生じないものと私は考えます。
 JASRAC には真摯な説明を求めます。

 ──iPod 等のハードディスク内蔵型録音機器等で発生する権利者の「経済的不利益」とはいかなるものなのですか?

 iPod 等に私的録音補償金を課すか否かの判断は、私的録音録画補償金制度の趣旨に沿って為されるべきと考えます。すなわち、私的録音録画補償金の前提とされた「CDやビデオソフトなどの売上げに影響が生じるなど、本来、著作権者等の受けるべき利益を害している」(補償金制度創設当時の文化庁著作権課の説明より)ことが iPod 等にも当て嵌まるのかを示さねばなりません。
 JASRAC はこの「経済的損失」を示すことは頑なに拒んでいます。そこで捻り出したのが「複製権」や iPod 課金前提の「不利益」という訳ですが、これではエンドユーザーの理解を得ることなど到底 難しいでしょう。
 私的録音録画補償金制度の前提に立った説明がなければ、少なくとも私は、 iPod 等への課金に納得することはできません。 JASRAC の真摯な対応を期待します。

 ──音楽を愛する一ブロガーとして。
 絶えず音楽に対価を支払い続けている一消費者として。


というわけで時期を逃した感がありますがトラックバック。
先日はコメント欄に乱入して失礼いたしました。いや、血が騒いじゃったんですよぅ。
posted by 旅烏 at 13:50| Comment(19) | TrackBack(21) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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