2005年11月10日

移転します

突然ですが、はてなに移転することにしました
今までリンク、ブックマーク、アンテナへの登録等していただいていた方は、お手数ですがurlの変更をお願いいたします。
新しい場所でも、変わらぬ御愛顧のほどをよろしくお願い申し上げます。
posted by 旅烏 at 10:25| Comment(73) | TrackBack(11) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

要は公貸権?

クリップ。

文芸家協会など5団体、図書館の充実求める声明(YOMIURI ONLINE)

公貸権の拙速な法制化だけは避けるべきだろうな。これだけははっきりしている。
今、ロビィ活動で無理矢理押し通したところで、私的録音補償金みたく使途も分配方法も返還方法もよくわからんものに化けるか(まあ、公貸権で返還は起こらないでしょうが)、貸与権みたく碌に機能もしないお粗末な代物になるかだろうから。
「新たな利権に化けるだけ」の予感がひしひしと。
ちなみに貸与権の場合は「現状で利権にすらなっていない」という。嬉しいやら哀しいやら。
posted by 旅烏 at 03:33| Comment(15) | TrackBack(6) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

Little Brother、Moka Only、Raul Midon、Beastie Boys

THE MINSTREL SHOW”Little Brother
DIRTY JAZZ”Moka Only
STATE OF MIND”Raul Midon
LICENSED TO ILL”“PAUL'S BOUTIQUE”“ILL COMMUNICATION”Beastie Boys


俺は何故に今頃Beastiesなんか買いあさっておるのか?
→こないだ出たシングル集を視聴して欲しくなったけど、置いてあったのが全部CCCDでなんか嫌だったため。“PAUL'S BOUTIQUE”にいたっては、昔持ってたのをなくしたもんだから再購入ですよ。ひゃっひゃっひゃ。でも、なんで“CHECK YOUR HEAD”が置いてないんだよ。畜生め。


Little Brotherをベタ誉めしたけれども、Moka OnlyとRaul Midonもなかなか良いです。Moka Onlyかあ。やっぱし、カナダのシーンもチェックしたほうがいいよなあ。Phocusくらいしか持ってないもんなあ。Moka Onlyもかなりいい感じなので、なにかしら耐え切れずに書いちゃうかも。
posted by 旅烏 at 22:00| Comment(21) | TrackBack(6) | 購入したCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

白石さん等

生協の白石さん」白石正則(講談社)
さまよえる天使」柾 悟郎(光文社)
少女には向かない職業」桜庭一樹(東京創元社)
推定少女」同上(ファミ通文庫)
よくわかる現代魔法」桜坂洋(集英社スーパーダッシュ文庫)
ハイブリッド−新種−」ロバート・J・ソウヤー(ハヤカワ文庫SF)
あの日、少女たちは赤ん坊を殺した」ローラ・リップマン(ハヤカワミステリ文庫)
ブラッド・プライス −血の召喚−」タニア・ハフ(ハヤカワ文庫FT)
南方署強行犯係 黄泉路の犬」近藤史恵(トクマノベルズ)
ひまじん(3)」重野なおき(芳文社)
帝都雪月花」辻灯子(芳文社)
よにんぐらし(1)」宇仁田ゆみ(竹書房)


「ブラッド・プライス」と「南方署強行犯係 黄泉路の犬」については、表紙に抗し切れず購入。ショートヘア、眼鏡、お姉さん、最強。
「帝都雪月花」は、雑誌掲載時にはさほど注目していなかったのだけれど、まとめて読んでみるとなかなか面白いと思った。
今読んでいるのはラファティの「宇宙舟歌」。やっぱり面白い。今日中には読み終わりたいなぁ。
posted by 旅烏 at 21:39| Comment(15) | TrackBack(9) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ロングテールな人

ふと思ったんだけど、書店とかレコード店とかの複合店化と大型化が進んでるじゃない?
そういった店ってやっぱりある程度の商圏人口がないと出せないじゃない?
オンラインショップがそういった、商圏として成り立たない地域に住んでいる人たちの需要をつかむことが出来たら、これってロングテール現象に含まれるかしら?
それともそういったことは既に起こっていたりするのかしら? 良くわかんないんだけども。

ロングテールについては、まあこちらでもどうぞ。つーてもwikipediaだけど。
posted by 旅烏 at 20:42| Comment(20) | TrackBack(10) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

THE MINSTREL SHOW(Little Brother)

あの9th WonderとMCのBig Pooh、PhonteからなるLittle Brotherの2ndアルバム“THE MINSTREL SHOW”を購入。
飛びぬけて印象に残る曲があるわけではない。しかしながら、アルバム全体を覆う空気が実に素晴らしい。
聞いている間はあの黄金時代へ戻ることができる。ATCQ、Gangstarr、Pete Rock、De La Soul、Da Beatminerzといった連中がシーンを牽引していた、あの90年代へ。


てな書き方をすると懐古趣味と思われそうだな。しかし喜ばしいことに“THE MINSTREL SHOW”は微塵も古さを感じさせないアルバムだ。例えばあなたがロックのファンだったとして、3ピースの編成を見て、古臭いと一蹴するだろうか。例えばあなたがミステリのファンだったとして、「嵐の山荘」に挑んだ作品を古臭いと一蹴するだろうか。例えばあなたがSFのファンだったとして、宇宙空間を舞台にした作品を古臭いと一蹴するだろうか。そんなことはないよな。「古い皮袋に新しい酒を注ぐ」とは使い古された表現だが、昔から現在まで通用し続けている方法論だ。


しかしあれだ、「サンプリングを駆使する」という、かつては当たり前だった、王道を行く手法が、10年のときを経ずして新鮮な手法として熱い支持を受けるってのもアレだな(笑)。それだけ90年代末からのメジャーシーンの台頭によってアメリカのHIPHOPが変質してしまっていたということなんだろうけど。
ただ、9th WonderにせよMadlibにせよKanye Westにせよ、ただサンプリングしてループするだけではない、音質的な意味でも過去の作品の再現を試みているように思える。歌詞は過激なまま音だけがどんどんキレイになっていってしまったような印象を、90年代末以降のHIPHOPに抱いているのだけれど、そういったキレイな音へのカウンターとしても捉えることが出来るのかな?


そんなことはさておき、アルバム全体としてのまとまり、アルバム全体のクオリティという点で、この作品は非常に優れているのだ。個人的にはBlack Star“TALIB KWELI & MOS DEF ARE BLACK STAR”、The Pharcyde“LABCABINCALIFORNIA”、Tha Alkaholiks“Coast 2 Coast”、The Roots“DO YOU WANT MORE?!!!??!”といったアルバムに比肩すると思うし、ひょっとしたらATCQ“The LOW END THEORY”、Black Moon“ENTA DA STAGE”、Gangstarr“HARD TO EARN”といったアルバムにも比肩してしまうかもしれない。今のところ、今年のベストはこれ。聞いているうちに自然と体が動くアルバムに出会えた日は、本当に心の底から幸せだ。

posted by 旅烏 at 19:57| Comment(21) | TrackBack(6) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

文字活字文化振興法の名の下に 或いはとうとう本性だしてきやがった

Copy & Copyright Diaryさんのエントリ「文字・活字文化振興法は再販護持のための法律なのか」に同意する。
当ブログでも文字・活字文化振興法について取り上げたことがあったが(これとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとかこれとか)、その中で活字文化議員連盟の前身として活字文化議員懇談会ってのがあり、そこが再販制度維持を訴えるアピールを出していることなども取り上げた。
文字・活字文化振興法についてはマスコミ不信日記さんが根気強く取り上げてらっしゃる。さらに再販制度について同じくマスコミ不信日記さんと、その管理人id:saihanさん御推薦の著作物再販制に疑問を持つためのサイトにもリンクしておこう。


つまり、文字・活字文化振興法は再販制の維持ってのがその目的(のひとつ)としてあるんじゃないかというのが、活字文化議員連盟の成り立ちからして疑われるわけで、Copy & Copyroght Diaryさんの指摘された点からは「なーんだ、やっぱり再販制度維持が目的かよ」というゲンナリ感が湧き上がってくるわけですわ。



追記:ありゃ、トップページにリンク貼るはずが間違えちゃった。あらためて、貼りなおします。
著作物再販制に疑問を持つためのサイト
posted by 旅烏 at 02:12| Comment(22) | TrackBack(12) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月07日

トップロードが

ナリタトップロードが亡くなったとのこと。心不全。享年9歳。
若すぎるよ。なんなんだよ。ふざけんなよ。畜生。



2chでの名スレ。ナリタトップロードの鬱な日記を思い出すね。こちらがリンクこちらのほうが見やすいかも。
あー、なんかね、自分の中で何かが終わっちゃった感じがする。
でも、まだ終わりではないあたりが、競馬の素晴らしいところであり、寂しいところであり。
あれだ、とりあえず飲もう。
posted by 旅烏 at 19:18| Comment(46) | TrackBack(5) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月06日

もしかして

競馬からは最近遠ざかっていますが、この間の菊花賞での激走といい、ノリって絶好調だったりします?
posted by 旅烏 at 03:05| Comment(8) | TrackBack(6) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

複製権拡大への好機だぜ

既に各所で取り上げられている記事ですが、一応クリップ。

携帯プレーヤー課金、2年間見送り 文化審小委が方針

どこからどう伝わったニュースなのか良くわからないんだけれど、まあ、強引にやっちゃうのはしにくくなったわな。多分。
記事によると、私的録音録画補償金制度の見直しを2007年までに行う方針らしい。
まあ、見直しなので、どう変わるのかはわからんわけですが。


以前「試される。」さんの“御大”三田誠広氏の“見過ごせない論理の貧しさ”というエントリで、私的録音補償金を携帯プレーヤーにまで拡大すべきと言う人とケンカしたことが(正確にはケンカに乱入したことが)あって、その時、その人はこんなことを言ってたのよ。以下、引用。

デジタルメディアの課金を廃止する代わりに、デジタル複製を複製権侵害とする立法の方がいいですか?


おお! 制度自体を変えていくわけだから、デジタル複製自体を違法とするチャンスが訪れたことになるぞ! がんばってくれ!>各位
posted by 旅烏 at 03:03| Comment(19) | TrackBack(9) | 音楽業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

さっさと参入すればよいのにと思うんだが、もしかしたら遅すぎたかもよ

クリップ。Hotwiredより。

本を殺す出版ビジネス、活かす出版ビジネス


以前にも書いた覚えがうっすらとあるんだが、新刊書店含めた出版産業が新古書店やネット喫茶に参入すべしというのは大賛成。
ただ、新古書の市場というのも頭打ちもしくは縮小傾向になっていくと思うので、ネット喫茶の方が無難かなと思う。遅すぎたかもよ。
あと、作家・マンガ家・ライターが置き去りにされるような気がしないでもない。出版社の在庫を減らせるはずだから、全体的なコストも削減できるだろう。そうすると、より効率的な利益の分配というのが大きな課題になるんだろうな。
posted by 旅烏 at 12:25| Comment(16) | TrackBack(3) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

太陽レンズの彼方へ マッカンドルー航宙記

チャールズ・シェフィールドの「太陽レンズの彼方へ マッカンドルー航宙記」(創元SF文庫)を読んだ。
天才物理学者にして無垢な変人マッカンドルー博士と、その恋人にしてよき相棒にして管理人にして宇宙船のベテラン船長ジーニー・ローカーが、宇宙の謎を探るため、いろいろ駆け巡ったり巻き込まれたりする連作短編集。前作の「マッカンドルー航宙記」が翻訳されたのが1991年とのことなので、お久しぶりというかなんというか。まあ、定本の本国での刊行も2000年とのことなので、向こうでも似たような状況だったのかも。ただ、本国ではシェフィールドの作品自体はコンスタントに発表されていたというのは大きな違いだけれど。
驚きとかはないのだけれど、安心して読めるハードSF。巻末に作者自らによる科学解説もついているあたりは、科学者作家の面目躍如か。
ちょっと食い足りない気もするけれど、この後には歯ごたえ抜群であろうR・A・ラファティ「宇宙舟歌」が待ち構えているので、丁度いいのかも(笑)。
posted by 旅烏 at 07:42| Comment(2) | TrackBack(3) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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