2005年02月21日

Dawn of the dead stock

新古書店で商品を売る際、「えっ!? こんなに安いの!?」ってな感想を持ったことがある人、多いのではないかと思う。
そうなんだよなあ、安いんだよ、買取価格。

これに対しては、まあ、一応の弁明を行うことは出来る。
なんのことはない、デッドストックが凄いんだよ。本やCDに関しては売れる量よりも買い取る量のほうが多いんで、買取値を低く抑えないことには利益がうまれないのね。
例えばだけど、本の買取価格の最低値を50円に設定したら経営が成り立たなくなりますって言う店、少なくは無いのではないかと勝手に推測。

でもなあ、このままでいいのかな? とも思うわけですよ。
マーチャンダイズを放棄する代わりに出来るだけ手広く買取していくという方法論で新古書店は発展し、その末に今のデッドストック満載状態があるわけだけれども、本やCDに関しては売上の伸び悩みともあいまって、もう飽和状態にあるのではないかなと思ったりするわけですよ、新古書店的に。
「きれいだったらなんでも買いますよ」という方法論も限界が見えてきているのではないかな、と。
でもその代案があるかというと、それほど頭がいいわけじゃないんだ、俺は(笑)。

いや、ひとつ代案があるにはあって、その方向に向けて動いている会社というのも複数あるとは思うんだけども、これが、個人的に歓迎しかねるというかなんというか。
その代案というのが「古本やCDを切り離していき、他の業種、商材に活路を見出していく」というものなんだよね。
これを読んで「新古書店がなくなるんだ!」とちょっぴり喜んだ人、いやいや、そうも言ってられないんですって。本を読む人、音楽を聴く人の人口が少しばかり劇的に減少するかもしれないわけだから。これ以上潜在的なユーザー人口が減ったらどうするね? まあ長期的には確実に減ってはいくわけだけれど。人口も減るわけだし。
本当、どうしたらいいかね、このストックの山。なんかいい方法無いもんかなと思いつつ、毎日在庫と格闘しているわけです。
posted by 旅烏 at 22:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
現実的に少し前まで古本や中古ゲームを扱っていた
店がどんどん中古ゴルフショップに転業していますよね。

あれ中古屋も新品扱うから結局ゲームなんかはもろに
売ってくれる店が減ってるだけになってますよね。
Posted by おりた at 2005年02月22日 14:35
コメントありがとうございます。

おりたさん>おりたさんの周りでは早くも転業例がでていますですか。私の身の回りではどんどんというほど出てはいませんが、これからはもっと増えていくとしても全然不思議ではありませんね。チェーン店による寡占化が進行中と言うこともありますが、既にニッチがあふれているという方が大きいよなあというのが実感です。
ゲームについてですが、本やCDに比べるとデッドストックの問題はまだましだという印象があります。ただ、その分買取値の全体的な低下がまだ起こっていないため、中古ゲームの原価率は高めになりがちだな、と(逆に、いわゆる新古書店と違ってゲームを専門に扱っている中古販売店では買取値の全体的な引き下げが行われているところも多いのではないかと推測いたします)。
「まだ中古ゲームの買取値が高いまんまである」ということと「新品ゲームは原価率が高い」ということがあいまって、中古ゲームも苦しいよなあというのが実感ですね。
ちょっと話が逸れちゃいましたでしょうか(笑)。
Posted by 旅烏 at 2005年02月22日 17:27
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