2005年03月15日

踏切事故とドンキホーテと いっつ あ わんだふる わーるど

東武線の踏み切りで痛ましい死亡事故が起こったのは皆さんご存知の通り。事故の起こった踏切が手動式であったという点が問題視されそうな雲行きですな。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


さて、ドンキホーテで3名が亡くなった痛ましい放火事件、みなさん、覚えてらっしゃいますよね?
で、そのときなんか他人事に思えなくてですね。このブログでもこんなエントリを書きました。ドンキホーテ独特の陳列が火災の被害を広げたのではないかというのが争点になっていたのですが、ドンキホーテに限らず、多くのチェーンストアが抱えている大きな問題である、というような内容です。
そこに今は亡きmidnightpaxさんのサイト「素晴らしき世界」からトラックバックいただきまして(いや、サイトがなくなっただけでmidnightpax氏はご健在だと思いますが)、読みにいってみたらこれがなんとも。「メディアが取り上げていればこの惨事は防げたのではないか」ってな内容でございまして。あのなあ、これは業界全体の問題だろうって書いたエントリにトラックバックする記事の内容がこれかよ? ドンキホーテを既存のメディアが悪者にすりゃあ済む、そんな簡単な話じゃねえんだよ、と。サイトがなくなっているので、当の記事にリンクを張れないのが残念でありますが。
そんなわけで、このエントリで「素晴らしき世界」さんに批判的トラックバックを送ったのですが、当のmidnightpax氏、どこを批判されているのかどうもわからないらしく、説明するためにこんなコメントをつけさせてもらいました。以下、私のコメントの引用。


TBいただきましたエントリでも書いたことですが、この事件の背後には(外国のこたぁ知りませんが)日本の多くのチェーンストアが構造的に抱えている問題があるわけで、そういった視点はお持ちですか?
語弊があるかもしれませんが、今回の事件というのは、いつかはどこかで必ず起こるような性質の事件であったと思います。もちろん、舞台はドンキホーテに限ったことではありません。
つまり、今回の問題を解決するには、多くのチェーンストアが抱える問題を解消する、言い換えると、ある業態の構造を改革する必要があるわけです。
メディアが大きな力を持っていることはもちろん承知しておりますが、失礼ながら、メディアが「ドンキホーテの陳列は非常に危険だ」と報道したところで、構造的な問題が改まるとは思えませんし、仮に今回の犠牲は防げたとしても、いずれは似たような事件が起こっていたことでしょう。

もちろん、「いや、ここで言う(メディアが)『問題視する』というのは、ただ単にある店舗・ある会社の陳列を取り上げるだけではなく、その背後にある問題も取材・調査したうえで、それを改革するべく実態を継続的に報道していくことを指すのだ」というのなら、メディアの力はある程度有効でしょう。そういった意味で書いてらっしゃたのだとしたら、このエントリは私の読解力が不足しているが故のゴミ屑に等しい代物ですので、お詫び申し上げます。



引用終わり。
このコメントにお返事はいただけませんでしたので、midnightpax氏がどのようにこのコメントを捉えたのかはわからないんですがね。そうこうしているうちにmidnightpax氏のサイトは無くなってしまいました。


で、最近ニュースを眺めてみましても、ドンキホーテが取り上げられることはほとんど無くなってしまいました。まだ事件解決すらしていないのにね。
あれほど騒いでいたマスコミ各社も、喉元を過ぎて熱さを忘れてしまいましたか。


さて、東武で痛ましい踏切事故が起きました。事故の起こった踏切が手動式であったという点に批判が集中しそうな雲行きです。
なーんかね、構造が似ていますよね。
踏切が手動式であったことに対する批判をニュースや新聞で見かけたら、こんな点に注意して見て欲しいのです。

・事故の起こった踏み切り以外には何箇所くらい手動式の踏切があるのか
・そもそも、何故手動式を採用していたのか。そこには妥当な理由があったのか。
・そこを自動式の踏切にした場合なにか不都合は生じるのか。
・また、勤務体制等に無理な点はなかったか。

他にも取り上げるべき点はあるのでしょうが、今思いつくのはこんなところですかね。
これらの点について言及することなく、事故の起こった踏切が手動式であったことだけを大きく取り上げているような記事であったなら、そんなもんは糞の役にもたちゃあしねえ代物でしょう。
で、そんなサノバビッチな記事がいくつか出てきそうな予感。
posted by 旅烏 at 22:35| Comment(3) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>何故手動式を採用していたのか。そこには妥当な理由があったのか。
夜のニュースでチラッと触れていました。
手動で操作すると、ほんの数秒ですが遮断機の上げ下ろしに要するロスタイムを短縮できるそうです。
いわゆる「開かずの踏み切り」のような場所においては、そのわずか数秒が値千金の意味を持つのでしょうね。
Posted by 第2 at 2005年03月16日 00:03
似たシチュエーションの京成高砂駅についてのサノバビッチな記事です。身近なところなのでちと気になりました。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050317/eve_____sya_____002.shtml

こういったところでなぜ手動式を採用してるかといったら、
「ダイヤがシビアで、自動式では誤差レベルで消えてしまうような時間しか隙間がない」ということに尽きるのではないでしょうか。
ほんの少しのタイムラグを突いて遮断機を上げ下げし、通行人の安全を確保する、
これこそ日本の鉄道マンの妙技…と言っては大げさでしょうか(笑)

件の竹ノ塚とこの高砂、いずれも付近に車庫がある(高砂は駅とほとんど一体)せいで立体交差が極めて困難というところは興味深いです。
Posted by すぺっきお at 2005年03月18日 22:52
コメントありがとうございます。ここ数日、残業三昧ですわ。わっはっは。

第2さん>その数秒というものの重要性を会社側がどれだけ把握していたのか、という点にひっかかりがあったのかもしれませんね。そのわずか数秒ほどが千金に値してしまうような状況があったとしたら、そのことを東武鉄道が把握できていなかったとしたら、なんていう具合に。

すぺっきおさん>だめですねえ、東京新聞。レコード輸入権の時には随分とがんばってくれたのになぁ(笑)。
立体交差にする上での問題点についての報道もなされている中でのこの記事は、確かにちょいとサノバビッチですな。
Posted by 旅烏 at 2005年03月19日 01:37
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