2005年04月05日

カンブリア紀の怪物たち(サイモン・コンウェイ・モリス/講談社現代新書)

この間買った「カンブリア紀の怪物たち」読了。
バージェス頁岩やらエディアカラ動物群やらアノマロカリスやら扱った本というとスティーブン・ジェイ・グールドの「ワンダフル・ライフ」が有名だけれども、結論から言うと、読み物としては「ワンダフル・ライフ」の方が面白い。
というか、読んでみた感じ、「カンブリア紀の怪物たち」は「ワンダフル・ライフ」に対する反論として書かれた部分が大きいように見受けられる。最後の3章は丸々グールドに対する反論にあてられているといっても良いくらいだし。専門的な記述も多くなるので、グールドの方も読んでいないとピンとこないところがあるような。モリスはグールドの本を指して冗長であると評しているけれども、モリスのグールドに対する反論も冗長になってしまっているのがなんともはや。
だから、「カンブリア紀の怪物たち」は「ワンダフル・ライフ」とあわせて読んだ方がいいと思う。その方がずっとわかりやすい。そうしないと後半の章の持つ意味が希薄になってしまい、読むのがちょいときつくなる。逆にあわせて読むことで後半の章の持つ意味がわかり、モリスの主張をすんなり理解できるに違いない。
posted by 旅烏 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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