永らく絶版となっていたディックの長編、待望の新訳版再発。
後半の怒涛の展開、個人の主観が現実を侵食していくあたりはまさにディックの真骨頂。巻末の解説ではディックらしくない異色作という評価がなされているけれども、人工衛星上のディスクジョッキーとか(アルベマスを思い出すね)、泥臭い人間性賛美とか、展開が進むに従って他のディック作品にも見られるような要素が色濃くなってくる。非常に楽しめたですよ。
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