2005年07月09日

ここ2〜3週間くらいで買った本

ここんとこ忙しくて更新してなかったので、購入した本がたまった。以下、羅列。


「愛してるぜベイベ★★(1〜7)」槙ようこ(集英社)
「HUNTER×HUNTER(22)」富樫義博(集英社)
「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(2)」西義之(集英社)
「鉄腕バーディー(9)」ゆうきまさみ(小学館)
「市立鋳銭司学園高校放送部(2)」ふじもとせい(芳文社)
「マヤ」須藤真澄(創英社/三省堂書店)
「夕凪の街 桜の国」こうの史代(双葉社)
以上コミック

「キドリントンから消えた娘」コリン・デクスター
「ウッドストック行最終バス」同上
「死者との結婚」ウイリアム・アイリッシュ
「黒い天使」コーネル・ウールリッチ
「4000億の星の群れ」ポール・J・マコーリイ
「ヒューマン ―人類―」ロバート・J・ソウヤー
「タフの方舟 2 天の果実」ジョージ・J・J・マーティン
「宇宙気流」アイザック・アシモフ
「サマー/タイム/トラベラー1」新城カズマ
以上ハヤカワ文庫

「ランクマーの二剣士」フリッツ・ライバー
「老人たちの生活と推理」コリン・ホルト・ソーヤー
以上創元推理文庫

「君の嘘、伝説の君」清水マリコ(MF文庫)
「透明人間」浦賀和宏(講談社)
「インド式マリッジブルー」バリ・ライ(東京創元社)
「グラスホッパー」伊坂幸太郎(角川書店)
「輝く断片」シオドア・スタージョン(河出書房新社)
「現代SF1500冊 乱闘編1975〜1995」大森望(太田出版)
「SFベスト201」伊藤典夫 編(新書館)
posted by 旅烏 at 18:42| Comment(5) | TrackBack(4) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月29日

競馬バトンも回ってきた

競馬バトンがまわってきました。すぺっきおさん、元気にしてはる?(笑)
小売業なもので基本的に競馬場にいけない私。昔話になってしまいそうな予感がひしひしといたしますが、とりあえず行ってみましょう。


1、ブックマーク、ソーシャルブックマークなどにおける競馬関連サイトの割合。
 今数えてみたら6個。やはり一時期と比べて少なくなっています。自分で買えないとやっぱりねー。

2、今もっとも好きな馬、騎手、調教師など
 これも、今通っていないのでパス。やっぱり、準オープンのレースとか見て、その上で選びたいし、こういうのって。

3、最後に勝った馬券(収支ではなく、精神的に「勝った」と思えた馬券)
 パス。っていうか、既に覚えてないよ(笑)。最後に取った万馬券では池添騎手にお世話になったのは覚えてますが。

4、特に思い入れのある馬5頭
 というわけで、ここは昔話(笑)。といってもそんなに前じゃないけれど。

○ナリタトップロード
 逃げるトップロードって、一度見てみたかったなあ。天皇賞で2着に突っ込んでこられたせいで馬券を外したのだけれど、むしろトップロードが勝てなかったことの方が残念だったですよ。

○ケイワンバイキング
 オープンに上がる前に軸としてお世話になりました(笑)

○ローゼンカバリー
 坂の鬼。中山のときは無条件で買っていたような覚えが。ある年、有力馬が軒並み有馬記念を回避しそうだということがあって、友人と「このままじゃ有馬の本命がローゼンカバリーになっちまうぞ、どうするよ?」とか話した覚えが(笑)。

○バーボンカントリー
 実績的にどうこういうべき馬ではないってのはわかるんだけど、一度新潟記念の本場場入場で見てねえ。競馬始めたばかりの頃だったんで忘れられない。大きくて、早そうで、なにより美しかったですよ。あの姿を見たから、その後競馬に嵌ったんじゃないかと、今になって思う。

○サニーブライアン
 ダービーのサニーブライアンは、本当に強い勝ち方をしたんだよ。すくなくとも出走馬の中では一番堂々とした競馬。素敵だったよ。


5、バトンを渡す5人
 ネット上に競馬やってる知り合いいないよ(笑)。Comical Batonの如く、ここにバトンを5つ置いておきますので、気の向いた方は拾って行ってやってください。


ていうか、俺4番の質問にしか答えてないじゃないか!(笑)。
posted by 旅烏 at 23:04| Comment(4) | TrackBack(11) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Comical Batonがまわってきた

what's my scene?さんからComical Batonが回ってきたっす。マンガ版のバトンですな。
さくっと行きましょう。さくっと。


■今ある漫画の冊数
 私も不明。これを数えるのは嫌だ。4コマが多いですが。

■今いちばん読んでいる漫画
 「いちばん」というのが良くわからないんだけど(笑)。とりあえず今連載が続いている作品で楽しみにしているのは「ラディカルホスピタル」(ひらのあゆ)、「結界師」(田辺イエロウ)あたりかなあ。


■最後に買った漫画
 職場で買ったスクールランブルの1巻〜7巻。


■よく読み返す、または特別な思い入れのある5冊
 「アクアリウム」須藤真澄
 「ご近所の博物誌」わかつきめぐみ
  なんつうか、この二つは俺の中でロウ・ファンタジーとしてほぼ完璧な作品。

 「幕張サボテンキャンパス」みずしな孝之
  今の私は4コママンガを比較的よく読むのだけれど、そのきっかけになった作品ってなんだろうかと考えると、サボキャンと「ササキ様に願いを」なんだよなあ。

 「めぞん一刻」高橋留美子
  中学時代にはまりまくった。映画も見に行ったさ(石原真理絵じゃないほう)。同時上映がうる星やつらで、こっちにもはまりまくっとったなあ。ああ、なんて典型的な私。

 「まんがサイエンス」あさりよしとお
  あさりよしとおを挙げるというところまでは自分の中ですんなり決まったのだけれど、いざどれを挙げようか迷った迷った。「ワッハマン」「なつのロケット」「宇宙家族カールビンソン」と迷った挙句結局コレに。しかし、こうやって作品並べてみると、思っていたより作風の幅が広いんだなあ。


■次にバトンを回す人
 正直、誰に回したら喜んでもらえるのか思いつかなかったので、バトンはここにおいておきます。気が向いた人は拾っていってください。



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posted by 旅烏 at 22:37| Comment(3) | TrackBack(6) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

絵文録ことのはさんからTBがきたのだけれど

起きたら絵文録ことのはさんからTBがきていた。有名なサイトさんなんでどういった内容かなあと見に行ったら、これまで出た見方をまとめた上で、広東語や北京語のラップもかっこいいっすよといった感じの内容だったので、今度機会があったら聞いてみようと思う。


……いや、有名なとこからだからなんか書いた方が良かろうと思ってこうやってキーボード叩いてはいるんだけど、本当、これくらいしか思いつかないんだよなあ(笑)。多分、何語だろうがかっこよければそれでいいじゃんというのも、「かっこいい」というのがえらく主観的で議論とか検証とかに乗りにくいというのも、おまけに「かっこいい」の基準が時代によってもガンガン移り変わっていくというのも承知した上で書いてはるからなあ。
でも、機会があったら聞いてみようと思ったのは本当です。
posted by 旅烏 at 22:00| Comment(17) | TrackBack(5) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅烏、怒る

オルタナソウルエイリアンさんはコメント欄とトラックバックの封印という結果に終わったわけですが、なんかもうそんなことは既にどうでも良く、私は今怒り心頭にきちゃっているわけであります。

なにが頭にくるって、このmikelogueさんだ。
事の起こりはオルタナソウルエイリアンさんが仕掛けた壮大な釣りであるところの「日本語はラップに向いていない」であり、それとウチのこちらのエントリに文中リンクを張る形でmikelougueさんが「日本語はラップに向いていない」というエントリを挙げたわけである。
そのエントリのコメント欄においていくつか突っ込みが入り、それを受けてさらに「JRAP論についての反響thx」というエントリを挙げられたのだが、いったいなんだよ、これ。


ただ最近何が普遍で何が進化するものかわからなくなってきたんで、J-RAPつぅ音楽のジャンルが世界的に認められる形で出現するという可能性もなきにしもあらず。かつてJazzからBoogieやRockが派生したように。



J-RAPつぅ音楽のジャンルだあ?
ああもう、いい加減にしてくれ。RAPはヴォーカルの一つのスタイルに過ぎない。音楽ジャンルの一つではありえないんだよ。かつてレコード会社が電気グルーヴやスチャダラパーやEAST ENDをひっくるめてJ-RAPっていうパッケージで売り出そうとしたことがあったが、もしかしてこの人の認識ってその時点でストップしてるんじゃなかろうな。もしくはよくいる「ラップとヒップホップって違うんですか?」っていうクチかい。
その程度の認識で他人様のエントリに文中リンク張って、怪しげな一般論仕立て上げて語るってか。
ああもう、頭にきた。もう完全にあったまきた。


邦楽にラップが本格的に上陸したのはつい最近のように思える。資料がないので記憶を頼りにすれば、つい5,6年前のことではないだろうか。


ライムスターの“EGOTOPIA”が95年、SOUL SCREAMの“THE DEEP”が96年、キングギドラの“空からの力”が95年。MICROPHONE PAGERの“DON'T TURN OFF YOUR LIGHT”が95年。LAMP EYEの“証言”が96年。NAKED ARTSの“浸透”が97年。さんピンCAMPが96年。YOU THE ROCKの“ザ・サウンドトラック96”が96年。スチャダラパーの“タワーリング・ナンセンス”が91年、BUDDHA BRANDの“人間発電所”が96年。

ラップというと私は「旋律の音程が後退し、リズム感が曲を構成するもの」という認識でいるのですが

歌うようにラップするラッパーの存在は無視かい。SNOOP DOGGY DOGGは超のつく大物ですがね。

その発音形態はどちらかといえば韓国語、フランス語のそれに近く(韓国語はウラル・アルタイ語圏で日本語と起源は同じ)、特にフランス語はその短縮や子音の省略といったところに語気を出さないなめらかな話し方の特徴がある。


閲覧者諸賢はご存知の通り、フランスはHIPHOPが盛んな国であり多くのHIPHOP作品が発表されているわけですが。他国の実績まで無視しますか。

あと、これは先のエントリでも書いたけれど
ラップというと私は「旋律の音程が後退し、リズム感が曲を構成するもの」という認識でいるのですが


まずはこの部分をきちんと考えなければいけないのに、その検証はどうなってるのよ。
posted by 旅烏 at 01:08| Comment(7) | TrackBack(4) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月27日

対岸の火事

さてさて、16時間勤務が続いて非常に機嫌の悪い旅烏さんがブログを更新しますよ。
オルタナソウルエイリアンさんは今日も元気に炎上中です
幾人もの尊敬すべきアーティストやその予備軍たちが真剣に取り組んでいるアートに対して、ご本人曰く「考察は穴だらけ」の状態で釣りを仕掛けたっていうんだから、そりゃ燃えるわな。対岸で見る火事というのは非常に美しいということがわかったので、今後もがんばってくださいね。応援しています。


ところでこの方の場合はというと、「語気の変化に乏しい日本語は跳躍的・瞬間的に抑揚を付けるのに非常に不適な言語である」という事実(なの? 俺は言語学はさっぱりなんでよくわからんが)と、「ラップというと私は『旋律の音程が後退し、リズム感が曲を構成するもの』という認識でいる」という私見を併置し、それで何かを論証した気になっているらしいからなんともはや。だからさ、ラップやHIPHOPが嫌いなのは結構ですから、それをいちいち一般論でっち上げて否定すんなって。というか、一般論にすらなっていないじゃないっすか。まずはあなたの私見を検討しなければね。
posted by 旅烏 at 02:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

Musical Baton

お久しぶりのfacethemusicさんから、Musical Batonがまわってまいりました。ありがとうございます。
Musical Batonって何かというと、こういうものらしい。


海外のブログに端を発する、音楽に関する企画。

音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の 5 人を選びその人にバトンを渡す、というルール。

質問は以下の5つ。

* Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
* Song playing right now (今聞いている曲)
* The last CD I bought (最後に買った CD)
* Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
* Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)



さくっといきましょうか。

* Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
 なんとゼロ。いや、本当に。綺麗さっぱり何も入っていない。ノートパソコンのスピーカーで音楽を聴く気が起きないのよね。ipodも持ってないしさ。


* Song playing right now (今聞いている曲)
 “希少情報”Twigy(from“七日間”)
 好きな曲で今でもよく聞き返してます。なんだかんだいってもワンアンドオンリーな感じ>

* The last CD I bought (最後に買った CD)
“DYNAMITE”JAMIROQUAI
 久々の新譜。でも微妙かもしんない。生演奏感なくなっちゃったなー。2nd Al.は今でも愛聴盤。


* Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
ていうか、この企画に乗っている人はこの項目に回答したいがために乗っかっているのではなかろうか(笑)。

Royal Scam”STEELY DAN
あえて“Aja”や“Goucho”ではなくコレを。最も洗練されたユニットであるSTEELY DANの軸足がジャズやラテンやブルースではなく「ロック」に乗っかっていた時期の最後のアルバム。特に最初の三曲は圧巻。

The Low End Theory”A TRIBE CALLED QUEST
 完成度の点では次の作品である“Midnight Marauders”に軍配が上がると思うけれども、HIPHOPに低音の魅力を見せ付けたこれでもかと今作のインパクトはさすが。ベースの一音、スネアの一音さえもがクラシック。


リスペクト”ライムスター
 “耳ヲ貸スベキ”“B-BOYイズム”“キング・オブ・ステージ”が日本のシーンに与えたインパクトを覚えているか? こんなに真剣なのに、アルバム通して聴いていると実に楽しい。最高じゃないか。個人的には近作と“グレイゾーン”がライムスターのアルバムの中では双璧。


Brown Sugar”D'ANGELO
ええ、定番ですとも。良いじゃん、好きなんだから。90年代にカーティス・メイフィールドが戻ってきたって感じか。いや、このアルバムが出た当時って、カーティス・メイフィールドをちゃんと聞いたことって無かったんだけど(笑)。鬱でサグなファルセットの怪物。今は太ってしまっているって本当かしらん?


Ruby Vroom”SOUL COUGHING
プロデューサーのチャド・ブレイクが大活躍したであろう、SOUL COUGHINGの1stにして最高傑作。ボーカルとサンプリングのぶっ壊れた世界観を、ウッドベースとドラムがきっちりまとめ上げる。彼ら自身も以後は再現することが出来なかった稀有の完成度。


* Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
 ええと、交友関係が狭いもので4名さんしか挙げられなかったっす。いやはや。
以下、敬称略で。

at most countable
試される。

くたばれ!さくらい
Kimのいきなりなんばすっとねあんたわ!

挙げさせていただいたサイト様におかれましては、失礼ながら勝手に挙げさせていただいただけですので、受けていただくにしろスルーするにしろ恨みっこなしということで何卒お願いいたしたく。

しかし、思ったより時間がかかったなあ(笑)。これの書籍版とかって、誰かやんないかなあ?
posted by 旅烏 at 23:58| Comment(4) | TrackBack(11) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コンパクトディスク

いや、こないだから店で中古CDが大幅値引きとなっておりまして、その売変作業のせいで昨日は徹夜してたわけですが畜生め。
まあ、さすがに値下してそれをきっちりとアピールいたしますとお客さんも反応してくれて、中古CDの売上も普段より上がっているわけであります。


めでたしめでたしかというとそうわけでもなく。
なんで値下なんぞしたかというのが問題であります。
いよいよ会社規模でCDを見捨てつつあるような予感。
在庫をざくっと減らしてCD→DVD。うむ。
posted by 旅烏 at 20:17| Comment(23) | TrackBack(5) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

日本語とラップ

ちょびっと試される』さん経由でオルタナソウルエイリアンさんの「日本語はラップに向いていない」というエントリを知った。ふむふむ。


気をつけなければいけないのは、上記のエントリを読んで「ああ、日本語のラップって全部駄目なんだな」とか思ってしまうことだ。実は上記のエントリで指摘されている日本語と英語の違いって、そのまま日本語の「詩」全体にも拡張できてしまうのだな。同じ論法で「日本語は詩作に向いていない」とか「日本語は自由律俳句に向いていない」とか言えちゃうんだよ(笑)。いや、実際そうだと思いますよってんなら、それはそれでいいんだけども。


ところで「確証バイアス」ってな学術用語があってな。「新・心理学の基礎知識」(有斐閣)から引用させていただくと「人間が持つ信念、理論、仮説と一貫する情報を探索すると同時に、反証例の観察を避けようとする傾向」と定義される。


例えば、よりにもよってイルマリとエミネムのフロウを比較したりすることを指すんだが(笑)。
イルマリ(というかリップスライム)はそもそもが押韻を評価されているアーティストかというとそうじゃないわけで。個人的にはメジャーデビューアルバム「FIVE」で見せた掛け合いの妙とポップさのさじ加減がリスナーからの評価につながっているんだと思うんだわ。
そのリップスライムの曲と、押韻という点でも抑揚という点でもトップレベルにいるエミネムを比較するってのは、どうよ?
あれですよ、コーラスグループの一員とアレサ・フランクリンを比較するようなもんですよ(笑)。
どうせやるんだったら「Lose Yourself」と「ザ・グレート・アマチュアリズム」を比較するぐらいやってくれるとありがたい。


もひとついちゃもんをつけるとすると

日本語=母音5+子音20=音素25

英語=母音20+子音24=音素44


と音素の違いをもって押韻のバリエーションの違いを指摘してはるんだけど、では、その44の音素を日本人がきちんと聞き分けることが出来ているかというところが気になる。よほど他言語に堪能な人じゃない限り聞き分けることなんて出来ないよね、実際。
(オルタナソウルエイリアンさんの管理人さんが聞き分けられているかどうかはともかくとして)これを読んだ音素を44も聞き分けられない人がこれを読んで「ああそうか、俺が英語のラップはかっこよいと感じるのに日本語のラップはかっこ悪く思えるのは、この音素の数の違いというのも大きく関係しているのだな」なーんていう風に納得してしまったとしたら、やはりそれはちょっと違うだろうと。


つーかさ、ラップだろうが歌だろうがかっこいいものもかっこ悪いものもあるし、歴史も浅く認知度もまだ低くまだ試行錯誤だって終わっていない「日本語ラップ」では「日本語ロック」に比べて打率が低いってこともそりゃあるだろうさ。
でもなあ、自分の感性に合わないものを一般論仕立て上げて否定するっていうの、そろそろやめにしませんか? こっちは日本語のHIPHOPを聞き始めてから、この手の論法はもうおなか一杯(笑)。
posted by 旅烏 at 22:32| Comment(24) | TrackBack(4) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月31日

“Be”COMMON

前作“Electric Circus”以来三年ぶりとなる6作目。2曲をJAY DEEがプロデュースしているものの、ほぼ全篇KANYE WESTの手によるといっていいほどのアルバム。前作が実験的な内容だっただけに、その延長線上を期待していた人には物足りないと思うけれども、ソウルフルでオーガニックな曲調で固められていて、それがCOMMONが元々持っている内省的な雰囲気をさらにひきたてているような印象。
年齢を重ねたCOMMONがもう一回傑作である2ndアルバム“Resurrection”を作ったら、こんな感じになりましたみたいな感じ。貫禄の良盤だと思う。
posted by 旅烏 at 01:10| Comment(18) | TrackBack(2) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

古物営業法のスキマ

なんかもうみんなそろって著作権著作権とかまびすかしい今日この頃、新古書店絡みでも著作権著作権であり、古物営業法は云々されることが少なかったりする。
買取の際には住所氏名等を記載してもらうわけだけれども、これ、個人情報保護法のこともあるのだろうが、嫌がる人も結構いる。

法律上はどうなっているかというと、買取金額が1万円以上の場合、または自動二輪・原付・ゲームソフトを買い取る場合には相手の住所氏名年齢を「確認」しなければならない(つまり、書いてもらうだけじゃだめってこった)。古物営業法についてはこちらをどうぞ。ちなみに国家公安委員会規則の一部を引用すると。

(確認等の義務を免除する古物等)
第十六条
 法第十五条第二項第一号の国家公安委員会規則で定める金額は、一万円とする。
2 法第十五条第二項第一号の国家公安委員会規則で定める古物は、次の各号に該当する古物とする。
一 自動二輪車及び原動機付自転車(これらの部分品(ねじ、ボルト、ナット、コードその他のはん用性の部分品を除く。)を含む。)
二 専ら家庭用コンピュータゲームに用いられるプログラムを記録した物



ちょっとわかりにくいが、16条2項に上げられている商品を買い取るときは1万円未満でも確認とってね、ということ。


もうひとつ誤解の無いように書いておくと、自主的にもっと厳しい基準で買取やってるところの方が多いと思うので、免許証の提示とか要求されても嫌がらないでね。お願い。
というか、そういう人からも買い取らなきゃならない義務は別に無いんだけどな(笑)。


さらに各都道府県の条例によって、さらに細かく決まっていたりする。嗚呼、ややこしい。
で、色々検索していたのだけれど、こんなのが引っかかった。ちょっと古めの文章になっちゃうけれども、なんと三洋堂書店の社内報ですよ(笑)。
ちょっと引用すると

現在、私どもが取組んでいるのは、古物営業法の根本的な改訂です。書籍や雑誌をバイクやパソコンソフトと同等に扱ってもらえないか?。この施行規則に書籍や雑誌を加えてもらえれば、たとえ1万円以下であっても身分証明書の提示義務が必要となる、古物商は帳簿への記載を行わざるをえなくなります。


いいなあ、それ。この社内報の中においても「新古書店は盗品の持込を歓迎している」みたいなバイアスがかかっているのは気に入らないが(「記載を行わざるをえなくなる」って表現はいただけないよなあ(苦笑))、大部分の新古書店員は盗品の持込を嫌っているのだ。
ただ、自主的にどんな買取でも身分証の確認を行っている店ってのも知っている。でも、そこの店でも盗品の持込が防げているわけではないんだよな、残念だが。
もう一つついでに書いておくと

 北海道の条例では、「青少年から古物等を買い受け、若しくは古物等の販売の委託を受け、又は青少年と古物等を交換してはならない」となっています。古物営業法上は認められていることが、条例では規制されています。しかし岐阜県では「書籍を除く」、愛知県では「書籍及び雑誌を除く」となっています。この岐阜や愛知にあるような除外規定を無くせないか。また、親の承諾を確認するために、その場で電話して確認を取り、OKであれば買い取るようなオペレーションにできないか。


電話確認だけでは盗品の持ち込みは防げない。というか、ウチの店は自主的にそれやってるけどさ、実際防げてないよ、残念なことに。
最近は携帯のみで固定電話なしって言う世帯も増えてるんだから、口裏合わせて友達の携帯番号教えられて、それで打つ手無しですよ。しまいにはその電話確認自体が親に煩がられてクレームになりかけたりする始末だ。

というかね、他にも色々と、法律や条令の先を行く形で色々対策してるんですがね(同じ商品の二度目の持ち込みは断るとかね)、それでも防げないというのが現状なんだわ。
色々と問題があるのは承知しているけれど、こと盗難に関していうと「さっさとタグを導入してくれ!!」というのが正直なところ。
posted by 旅烏 at 00:13| Comment(8) | TrackBack(2) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

『星の王子さま』新訳騒動

Copy & Copyright Diaryさんのブックマークを眺めていたら、面白いニュースがあった。

asahi.com:新訳「星の王子さま」続々 岩波版半世紀、独占権が消滅

記事の内容を要約すると、ベストセラー「星の王子さま」の著作権が今年1月で切れたんで岩波が持ってた翻訳独占権も切れました。だから各社こぞって新訳版で本を出すんだけども「『星の王子さま』というタイトルは翻訳者が考えたんだから使うな」と翻訳者の遺族が怒ってますよ、という話。


翻訳者の内藤濯(ないとう あろう)氏は1883年生まれ。1977年に亡くなっている。
だから翻訳作品としての著作権は切れていない。言い換えると、内藤濯訳の「星の王子さま」をそのまま利用してはダメ。
しかし、記事によるとタイトルにまで著作権は及ばないそうで(「新聞の見出しには著作権は無い」ってな感じかね? よくわからんが)、著作権について法廷で争うのはむずかしかろう、と。


原題とかけ離れた邦題をつけるってのは、メディアを問わず日常茶飯事なわけで。内藤氏の遺族の言い分が通っちゃったりしたら、出版社は困っちゃうだろうなぁ。迂闊に普通の新訳版も出せなくなっちまう。


関係ないけど「2001年宇宙の旅」と「宇宙のオデッセイ2001」ってのを思い出した(笑)。
あと「幼年期の終り」と「地球幼年期の終わり」ね。
posted by 旅烏 at 22:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冷たい○の中

何を今更ですが、一応クリップ。

ファイト!★HIGHWAY61

有線で最初聞いたときはビックリした(笑)。
posted by 旅烏 at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

OUTSKIRTS THE'UNOFFICIAL'LOST OUTKAST REMIXES

というわけで、FLOYD THE LOCSMIFによるOUTKASTのリミックス集。
OUTKASTの二人の許諾は得ているけど彼らの正規の音源ではないそうだ。
その判断は正解かもしれない。ひどい出来だわ、これ。
トラックの出来云々以前に、コード進行とか丸っきり無視していて、聞くに堪えない曲が多い。MS JACKSONとかJAZZY BELLとかSTOREY TELLIN'とかはもう無惨なことになっているし。
数曲だけかっこいい曲もあったんだけど、一番かっこよかったのはイントロだったわ(苦笑)。
PS2の「機動戦士ガンダム 一年戦争」を発売日に買ってしまっても文句ひとつ書かない俺でしたが、これはひどすぎるわ。こんなんが2500円もしやがる。車検前なのに大損ですよ、もう。
posted by 旅烏 at 21:12| Comment(1) | TrackBack(5) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

COMMON等

“Be”COMMON
“Monkey Business”BLACK EYED PEAS
“OUTSKIRTS The Unofficial Lost Outkast Remixes”FLOYD THE LOCSMIF/OUTKAST
“Classic”LIVING LEGENDS
“Breakthrough”BREAKTHROUGH
posted by 旅烏 at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入したCD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やまむらはじめ、谷甲州

「蒼のサンクトゥス(2)」やまむらはじめ/集英社
「星空の二人」谷甲州/ハヤカワ文庫JA
posted by 旅烏 at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 購入した書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月25日

ドクター・ブラッドマネー

「ドクター・ブラッドマネー」(フィリップ・K・ディック/創元SF文庫)ようやく読了。
永らく絶版となっていたディックの長編、待望の新訳版再発。
後半の怒涛の展開、個人の主観が現実を侵食していくあたりはまさにディックの真骨頂。巻末の解説ではディックらしくない異色作という評価がなされているけれども、人工衛星上のディスクジョッキーとか(アルベマスを思い出すね)、泥臭い人間性賛美とか、展開が進むに従って他のディック作品にも見られるような要素が色濃くなってくる。非常に楽しめたですよ。
posted by 旅烏 at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2つほどクリップを

遅まきながら2つほど、自分のためにクリップ。

Library & Copyrightさんによると、文字・活字文化振興法案の要綱案が明らかになったとのこと。気になっていた版面権や再販制度の維持に関しては要綱案には盛り込まれていない。しかし、それは骨子案の段階でも同様だったわけで、気になる法案であることには変わりない。また返事の来ない問い合わせでもしてみようか。ちょいと文面を変えてみてさ。要は文字活字議連の議員たちが版面権や再販制度に対してどのような考えを持っているかということだよな。

で、同じくLibrary & Copyrightさん経由落葉のささやきさんによると、作家の室井佑月氏が「図書館は敵だ」みたいな発言をしたそうで、まあなんつうか、室井氏の発言にはデーブ・スペクター氏の発言と同じくらいの重みがあるだろうから、発言自体はさほど気にならないんだけども(笑)

しかしさ、上記の文字・活字文化振興法案というのは図書館の整備というのを大きく謳っているわけで、図書館を嫌っている人たちにとってはこの法案って、どのように映っているんだろうね? 素朴な疑問だけど。
posted by 旅烏 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月21日

ALKMANにおけるSUIKEN

いや、いままさにSUIKENのシングル“ALKMAN”を聞きながら書いている。いや、かっこいいよな、この曲。
少し前に聞きなおしたときに強く思ったのだけれど、この曲のSUIKENってTWIGYの影響が感じられるような。とくに3rd verse。
SUIKENのアルバムは持っていないのでそんなにこの人の曲をたくさん聞いているわけではないのだけれど、他の曲を聞いてそう感じたことは無かったので「へー」と思った次第。もちろんこれは真似とかそういう話じゃなくて、この曲では日本語で歌う様にラップするというスタイルをとっていることの影響なんだろうけど。逆に言うと、そのスタイルの雛形の一つにTWIGYのスタイルがあるということなんだろうか?
ま、どうでもいい話ではあるな。
posted by 旅烏 at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月20日

数字をもてあそんでみた

新古書店大手三社の売上前年比を取り上げたこちらのエントリに色んなところからリンクをいただいたようで、ありがたい話でございます。
アクセス解析から辿れる限りで、どのリンク先も面白く読ませていただいたのだけれど、何箇所か私からするとちょっと残念な取り上げ方をしていただいているところもあったりしてですな。
いや、なんか1点あたりの原価率のみで話を進めている人が何人かいらっしゃったのよね。もっとざっくり言うと「○○円で買ったものを△△円で売っているんだから、儲かっていると思う」といった具合で。
私としては、この機会に是非もうちょっと違った側面から売上と買取価格の関係を考えてもらえると、とても嬉しい。
ここは是非、売上金額全体と買取金額全体の割合で見ていただきたいのですよ、お嬢さん方。


一般に、新古書店というのは売り上げた本の冊数よりも多くの本を買い取っている。これはなかなか望んだ通りには商品を確保することが出来ない新古書店にとっては、棚のラインナップを質的に保つために非常に重要なことだ。わかりやすく言うとあれだ、たくさんの種類の本を棚に並べた方が売上は上がると思いません?
そうすると売れ残った分の在庫はどうやって処理しているんだという話になるんだけれど、それは各社それぞれ企業秘密だから私は知らん(笑)。ただ、よく言われるブックオフの100円コーナーというのは、増えすぎた在庫を調整するという役割が大きいってことは覚えて置いて損は無い。まあ、得もしないだろうけど。

ええと話が逸れましたな。
つまり、実際に売ることの出来た冊数よりもちょっぴり(店によっては遙かに)多くの冊数を買い取っているわけだ(その名を人呼んで在庫リスク)。だから、1点あたりの買取価格と販売価格のみに着目して「新古書店って儲けてるんじゃないの?」というのは、はっきり言うとあまり意味が無い。出版社の利益を語る際に返品率を丸っきり無視してしまうのと同じくらい意味が無いんだわ(笑)。


というわけで、今日の休み時間に、ウチの店に当てはめてあてにならない試算をしてみた。
いや、1点あたりの買い取り価格の最低値が50円になったら、ウチの荒利率ってどのくらい変化しちゃうのかなーって思ったんだよ。もちろん、ざっくりとした計算しかしていないけれども。
実際の店の荒利率やその他の詳しい数字をここで全世界に向けて漏洩する気はさらさらないので、詳しい数字は一切出せないけどさ。


さて、「当店では今まで○○円で買い取っていた本を50円で買取いたします!!」と高らかに宣言した場合、ウチの店(の古本部門)の荒利率は、約20ポイント悪化することがわかった。
つまり2割悪化。
きっついなー、これ(笑)。
もちろん、これはウチの店のデータを元にしたものだから一般性があるとはとても言えないんだけどね。でも2割も悪化するとは思っていなかったんで、我ながらちょっとビックリですよ。
posted by 旅烏 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版業界関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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